身に付けたい技術は決まっているのでしょうか?
漠然と「専門学校に行きたい、業種はこれから決める」というのであれば早く就職した方がいいですよ。
今は専門学校とはいえ、就職も難しくなっています。
もちろん高卒での就職も難しいとは思いますが、自分が「この仕事をしてみたい」と強く思った業種でなければ学校に行っている段階でイヤになってしまいます。
そして専門学校というのは技術は教えてくれるけどあくまでも「基礎」だけです。そこからどうやって応用していくのかは職種にもよりますが「センス」と「適正」に左右されます。
私は自動車整備系の学校に通う&講師をしていましたが、「行くところがない」「車がただ好きだから」「なんとなく」という学生をたくさん見てきました。
好きなだけではダメだし、行くところがないなんてもともと目標がないからすぐに脱落しちゃいます。
コンピュータ系の学校は専門学校に行ったとしてももともとのセンスがなければ仕事には生かせないです。
どうしても専門学校・・・というなら「技術」よりも「資格」を重視すべきです。
もちろん技術が資格に直結する職業もありますが、そういう資格とは別の資格です。
私は専門学校で2級整備士の資格を取得しましたが他にも簿記や販売士、アマチュア無線やビジネス検定も受検しました。
とにかく資格をたくさん持っていれば「本職」を辞めたときの再就職も見つけやすいんです。
専門学校に通うのはいいと思いますが、本来の技術・資格以外にもいろいろな資格取得が可能な学校を選ぶといいです。
できれば3年、4年の上級課程まで進むといいですね。はじめの2年は「基礎」で残りの1~2年で応用や研究するような学校です。
私は実際、プラスアルファの資格は+2年で取得しました。
車業界からは5年程度で離れましたが、学校で学んで知識・資格が今はきちんと活きてます。
自分が専門学校に通って、そして専門学校で働いて高卒の学生たちと接して感じたことは「目的がない学生が多い」「ただ技術を身に付けたい」と思っているだけでその先のことを考えていない学生が多いということですね。
そういう学生が中心になるので必然的に授業のレベルも落ちますし、結局は自分が学校以外でどれだけ努力したのか・・・ということになります。