はじめまして。
>携帯電話や、コードレス電話、腕時計
これらは規格、機種で統一された電池を使用します。
なので交換も容易です。
ポータブルオーディオは機器ごとにサイズも厚さも異なるために、その機器に合わせた特注となって専用サイズとなります。
汎用性が全く無いので単価が上がります。
また携帯電話やコードレス電話、ビデオカメラやデジカメのように外付けでも内蔵でも、別売同規格充電池と気軽に交換できるように接点部があるわけではありません。
大抵がハンダで基板からの配線直付となっています。接点部を収めるスペースがありません。
電池交換は一旦接合部のハンダを溶かして吸い取らねばなりません。
また機器自体が小型となっているので、ケースの接合も嵌合が多く、嵌合は定められた手順で専用機材で分解しないと、簡単に嵌合部が破損します。
液晶表示部がある場合はフレキも内部にあるので、下手に分解するとフレキが折れたり破損します。
製造自体は部材組み立てでプラモデルの組み立てのようで比較的に簡単なのですが、分解修理となると結構熟練工の手際が必要になります。組み立て以上に難易度が高くなります。
電池代自体は特注品と言ってもそれほど高くなるわけではありません。その修理代の内訳の6000円程度は技術料となります。もっともこれでもサービス員の給料を時給換算するとメーカーとしては赤字です。
メーカー側でもこの手間があり、熟練工、熟練サービスの手を割かねばならず、機器のライフサイクル自体も短く1年ほどですぐに新機種が投入される状況なので、初期不良品は修理よりも機器交換での対応が前提となっています。
>電池寿命=製品寿命
これは嫌いです。
でも小型、軽量、お手軽さをユーザーが望むために単4乾電池使用や単4充電池使用のタイプはほとんど存在しなくなりました。
どうしても汎用規格電池を使用すると、その収容スペースが必要となるために小型、軽量化には限界が生じます。
現在では選択肢がありません。
納得はしていませんが、選択肢が無いのです。
小型軽量化の要求、追求から汎用性が失われました。
なお、フラッシュメモリ媒体を使用しているポータブルオーディオはフラッシュメモリ特有の弱点を抱えたままなので、静電気に弱く、頻繁に曲の入れ替えをしたり、充電池切れを行っているとフラッシュメモリの寿命が短命となり、充電池の寿命以前にダメになることもあります。
お礼
専門的な、丁重なご意見、ありがとうございました。