ヒットの要因のひとつに実際の映像と錯覚するリアリティがあると思います。
固定カメラで撮影した映像を早送りで見せたりするので、実際の映像をみているような感覚を受けました。怪現象も地味で、そこが逆にリアルな雰囲気を出しています。
また、撮影時に役者にはどんな怪現象が起こるかを事前に知らせず細かい演技指導もなしで一発撮影をしているので、本当に驚いたようなリアクションを見せているらしいです。すべて低予算ゆえの苦肉の策が逆にリアリティを生んでいます。
過去にヒットした「ブレアウィッチP」は低予算をごまかすため素人がとったようなひどい映像をあえて使いました。見た人は「本当の映像じゃないの?」という感覚をおこし恐怖につながったのだと思います。
また低予算映画ではありませんが「the 4th kind」という映画では少し手を変えて事実の再現ドラマ風という見せ方を使いました。端々に実際の映像(もちろん作り物です)を挿入して見ている人に現実に起こった事件だと錯覚させて恐怖を引き出すことに成功しました。
上記3作品はいずれも「作り物だと知っている」という姿勢で鑑賞すると怖くも面白くもありません。騙されて見れた人はかなりラッキーな人たちで、騙されない人は評判のわりにつまらないと感じると思います。自ら騙されようという姿勢が大事です。
「パラノーマルアクティビティ」が楽しめる人はかなりホラー映画の見方が上手な人だと思います。
お礼
なるほど。知らないでいれば見たかったです笑。 回答ありがとうございました。