素人ですので、専門的な事は門外漢ですが、自身の心或は心の秘密には詳しいつもりですので、書いてみたいと思います。
時々同じ事を書いていますので、もう読みたくないと感ずる人もいるかも知れません、その時は読まない事も自由と考えています。
鬱の場合の脳内ホルモンの関係から書いて見ます。鬱になったから脳内ホルモンの分泌が変わったと主張する精神科医も存在しているようですが、実は、脳内ホルモンの調節は『自身の頭の中で変えていると感じます。』
現実に、恐怖の実態が存在する場合に、人間の身体と心は『脳内ホルモン』を変えてその現実に対抗しようとします。是が正常な状態です。
ですがウツの場合には『現実には恐怖の実態が無いにも拘らず』脳内では、恐怖に対する準備をしている事を意味します。この現実には無い恐怖を『頭の中で作り出している事』が鬱の原因です。
この原因を『内因性の精神疾患の原因を特定出来ない事は精神医学のスキャンダル、、』とまで言い切ったシュタイナー博士は今の精神医学の実態を浮き彫りにしていると感じます。今の医学では『どうして心が苦しくなるのか(何が心を圧迫しているのか?)と云う事を分からないで治療をしたり、薬を処方している事になります。
環境がストレスとなって『心を病ませている』という見方が一般的ですが、ではどうしてストレスとする人としない人が存在するのかを考察して見ます。
その前に『心』と言うものを自分なりに説明したいと思います。心は二種類有ります、『意識』と『無意識です』一人の人間の脳内には二つの意識が存在しています。この事から書かないと原因の説明にはなり難いと感じます。
”ロジャースペリー 分離脳
ノーベル賞受賞者
受賞年:1981年
受賞部門:ノーベル生理学・医学賞
受賞理由:大脳半球の機能分化に関する研究
ノーベル賞の受賞理由となった業績として分離脳研究がある。てんかん治療の目的で半球間の信号伝達を行っている脳梁を切断した患者に、片方の脳半球に依存することが知られている作業を行ってもらい、二つの脳半球が『それぞれ独立した意識』を持っていることを実証した。”
人間は自分では分からなくとも、脳梁を切断した場合には、自我意識とは全く別な、独立した『意識』が存在しています。
実はこの意識が『自我意識』に圧迫を加えています。詳しく書いてみます。もう一つの意識は人間を働かせている意識です、言い方を替えるなら『人間の働きその者』という言い方でも可能です。
生命は芽生えた瞬間から働き始めています、細胞分裂を始める働きです。この働きが、生まれてからの生命体の生命を守る働きに変わります。脳内物質の分泌から、暑くなったら渇きを求める働きです。びっくりした場合には『心臓までも』早く出来る働きです。身体が要求するものを供給する働きです。のどが渇いたら、水を欲しがる働きです。
各生命体がその独自の『種』としての記憶とも言うべきものを『脳内に』記憶した状態で生まれています。昆虫や動物や植物等が、学校に行かなくともその種としての行動を取っている事と、右脳に存在する意識は関係しています。
人間の脳内には二つの意識が存在する事は今書きましたが、その働き方が『ウツの意味について 』と関係が有ります。
もう一つの意識の役割を書いてみます。人間が感じる事『五官から入る情報』は意識と、もう一つの意識(無意識の意識)が常に同時に見ています。
ですが意識には『意識したもの、或は事』しか認識出来ません、そのやり方では生命を守る事は出来ません。『その者』は常に環境の情報を、脳梁を通して送っています。この情報は『言葉では無い情報です』高い所にいるという情報や、狭い所にいるという情報等です。
危険が迫る場合では『殺気として、或は空気として』伝えています。もっと危険が迫った場合では『自我意識に替わって』身体も心も支配する場合もあります。その場合を『思わずに、、、』とか『咄嗟に、、、』と言う表現もします。
この情報は言葉では無い情報です、この情報を自我意識は『解読して言葉に翻訳して』感情として感じるシステムを取っています。この情報は生きるためには大事な情報ですが、受け取る側が勘違いして受け取ってしまう場合があります。
良い例が恐怖症です。高い所の情報を自我意識が『分別心から』受け取ろうとしない場合が有ります、この場合には『送る側が』受取を拒否された事から、同じ情報を拡大して送るようになります、高い所の情報の場合が『高所恐怖症』と云う事になります。不安の場合が不安障害となります。この不安をもっと拒否した場合が『パニック障害』と云う事です。不安を拡大したものが恐怖という事です。
現実に目の前で起こった事と頭の中で感じた事が一致した場合『妄想は』消えます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 自我とは何かという哲学的な部分も含まれる内容なのでウツの当事者には余裕もないでしょうから理解は難しいとは思いますが、多面的にとらえることは大切ですので病状が軽くなったらぜひ考察してみていただきたい部分だと思いました。