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南半球での風水占い
私は南半球オーストラリアに住んでおります。 最近妻が風水にご執心なのですが、ふと思いました。 「風水に出てくる方向は、北半球を基準にしているはず。南半球は反対に考えなければいけない。」と。 妻は「関係ないよ。」といっておりますが、実際のところいかがでしょうか。 宜しくお願い致します。
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どうも「風水」について皆さんの考えておられることが違っているのではないかと思います。 もともとの風水は、大きく3つに分かれます。 地理風水・・・周囲の地形・地質・環境などからその地に住む人にどのような影響を与えるかを判断するもの 陽宅風水・・・日本で言う「家相」 陰宅風水・・・日本で言う「墓相」 上記のうち地理風水は、陽宅・陰宅のいずれの風水においても基本となります。 ところが、何年か前、もしかしたら10年くらい前になるのかもしれませんが、「京の都は風水理論によって設計されていた」という内容の本が出版され、NHKや民放各局もこぞってその特集を組んだ時期がありまして、それ以後、日本では一大「風水ブーム」が巻き起こりました。その時期には、占い関係の本も、「風水」であれば売れるけれどもそれ以外のものは売れないというような風潮が蔓延しておりました。そのため、その時に、それまで「風水」とは全く無関係であった占いが、なんでもかんでも「風水」の文字をつけるようになりました。 例を上げますと、日本で生まれた「気学」も、その頭に「風水」を付けて「風水気学」としたり、Dr.○パも、それまでは「自分の言っていることは、中国の風水とは全く関係ありません。これは自分の父親が言っていたことをまとめたものです。でも当たりますから騙されたと思ってやって見て下さい。」と昔は言っており、著書にも「風水」の文字など全く使っていなかったにも関わらず、いつの間にかテレビなどで説明する際には「風水では・・・」などと言うようになり、自分の著書にも「風水」の文字を付けるようになりました。 hikozaさんは、移動・普請などに関する方位術を念頭に置いて回答しておられるように思います。これは最近になって、「気学」などの風水とは無関係の占いが「風水」という文字を頭にくっつけて売り出しを図ったために、それ以後「気学」などを学んだ人を混乱に陥れたものだと思います。自分が移動したり普請・増改築・修繕・土地の購入などを行う場合に用いる方位術に関しては、未だにどの理論が正しいのか私も分からない状況ですが、今の所、おそらくhikozaさんのおっしゃるように北は北で見るべきだろうと思います。 他方furlongさんは、伝統的な風水の考え方を基本にした回答をしておられると思います。陽宅風水でも飛星派は、基本的な方位と共に、気学や奇門遁甲のように時の経過と共に各方位の有する性質が異なるという考え方を取り入れた見方をしますが、それでも基本的には他の派と同様、日が差すのは南という考え方をとっています。 これは余談ですが、中国系占星術の四柱推命でも、少なくとも泰山流は、十干や十二支の性質を季節に対応させ、自分に足りないものや自分に対して良い働きをする十干を「調候用神」と称し、南半球では季節が反対になることから、推命の際に作成する命式の十二支は、北半球における十二支の反対に位置する十二支を用います。果たしてこの考えが正しいのかどうか私には分かりませんが、一応そういう考え方をする流派もあります。 hakihakinenさんの奥さんがご執心なのが、果たしてどの風水を指しているのか分かりませんが、何か参考になることがありましたら幸いです。
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- hikoza
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zatsunenn さんのおっしゃるとおりです。 現在多くの方が「風水」と呼ぶものは、全く本来の「風水」ではありません。 「風水」は本来、「地形術」と考えてもよいものです。 陽宅、陰宅において、家相、墓相が論じられますが、某氏の言うような「風水」とは全く異なります。 京都が風水によって王都に選ばれ、遁甲によって建設されたことは専門家でしたら周知の事実ですが、これらの奥義は、皇室の周囲に隠されてきているはずです。 閑話休題 おたずねになっている「風水」が、某氏の「風水」でしたら、家相についての生活の知恵のようなものですので、暖かい方を南とするのが正解です。 これは、南側に窓を付けることと一緒だからです。 居間は南側、のようなものです。 ただ、これは本来の「風水」や「遁甲」とはまったく違うことだけは付け加えておきます。
お礼
hikozaさんの回答を結論とさせていただきます。 ありがとうございました。
- hikoza
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再度回答します。 では、赤道上ではどちらが北になりますか? これを考えるだけでも、「風水」と現在呼ばれている占いが、どうも占いと言うよりは暮らしの便利帳みたいなものだと気づくかと思います。 少なくとも、占星術、占星学などのように、一定の法則を有する占いとは別物です。
お礼
占いとは別物なんですね。ありがとうございました。
- furlong
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東は朝日、西は夕日、南は温暖、北は寒冷の方角というのが基本です。従って、東西は変わらず、南北は逆になります。 又、東に青龍の棲む海、西に白虎の棲む山という中国大陸の地勢も、風水の理論に少なからぬ影響を及ぼしています。
お礼
勉強になります。ありがとうございました。
- hikoza
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「風水」が正統な占術であるのなら、南北いずれでも「北は北」です。 気学、奇門遁甲などは、そのようになっています。 日本から見て南のオーストラリアにおいて、オーストラリアから見て北になる日本が南になるわけがありません。 これは占術的見地です。
お礼
なるほど。ありがとうございました。
お礼
専門的な回答、風水に絡むお話などいろいろとありがとうございました。