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方言と文章の関係
- 方言と文章の関係について考える際の感覚やエピソードについて教えてください
- 方言を文章に使用する場合の親しみや強調効果について教えてください
- 方言を使用した作品やドラマの印象的なエピソードについて教えてください
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質問者が選んだベストアンサー
多分、正反対の意見が出てくることと思います。方言に対する感覚は、個人の違いもありますが、地方による違いも大いにあります。 作文は標準語というのは、まあ普通だと思いますが、「」の中まで標準語に直すようにということはありませんでした。しかし私の生まれた地方では、方言は正式のものではない、小さい子供や老人が使うものという意識が強く、学年が上がるにつれ、つまり人付き合いが広くなり親しい人とそうでない人の違いが現れてくるにつれて方言が出なくなる傾向があります。もっともイントネーションはなかなか直りませんが、語彙が標準語か関西のものに置き換わっていきます(標準語は気取っているという意識も少しあります)。 「方言を使うな」などと言うと地方によっては大変な反感を食らうと思いますが、自分のところでは学校の「今月の努力目標」のようなものを決めるときに、子供の側から「方言禁止」が出るほどです。 学校の授業や仕事の話では地元の人同士でも方言は出ません。ローカルのお笑いタレントも方言を話すことはあまりありません。それどころか方言が「ネタ」になることもあります。 原因の一つとして、敬語法が発達していないかあるいは敬語、丁寧語に関しては標準語のようなものを借用していることが考えられます。方言は敬語が必要ない間柄で使うもの、だから家族やよほど小さい時からの友人との間で使うもの。そこから田舎や小さいころを連想してしまうことがあります。いろいろな地域の人と接触する都市部では方言がどんどん減っていきます。本能的に標準語(のようなもの)に頼ってしまうのでしょう。 話は変わりますが、小さいころは「方言は使わないようにしましょう」と言われて理屈は理解しても、どうしていいか分からず変な語を作ってしまう現象が起きます。たとえば、「いやだ」という意味の「しぇてぃー」という語があるのですが、音だけ標準語風にして「せつい」という形を作ってしまうなどです。 「しぇてぃー」もそうですが、かなり古い発音が残っている地域です。今ではこういう発音をする人もかなりの高齢者だけになりました。「捨てる」ことを「うひとぅる(おそらく「打ち捨つ」が変化したもの)」と言いますが、それを使って「お婆ちゃんみたいなこと言わないの!」と親に注意されたことがあります。
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- Devilpropose
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昔のアニメなどでは、キャラの個性を引き立てるのに重要だったかもしれませんね。 関西弁では。 いなかっぺ大将 西一 ドカベン 岩鬼正美 コンバトラーV 浪花十三(いかにもの名前) その他。 ドカベン 殿馬 雲竜 ドラマとかに出てくる西郷さんの薩摩弁もアヤしかったですね。 「おいどんは~をしますタイ」とか「~をやりもはんど!」とか。 結構オリジナルでした。 印象に残っているのがドカベンの岩鬼がピッチングで投げる時。 「男岩鬼やんけえ~!」 というセリフが何度も出てきますが。 ダウンタウンの関西弁など聞いていると。「やんけ」って、そもそも「~じゃないですか」とか「じゃねえかよ」の意味らしいですから。 「男岩鬼じゃねえかよ」 って叫びながら投げていたことになるんでしょうね。 今考えても特に違和感も感じませんが。 創作などの世界では、便利な小道具なんだと思います。 たったひと言のセリフだけで、キャラの紹介ができますからね。
お礼
創作における便利な小道具というのは、頷けます。 浪花の商人(なにわのあきんど)は、金にうるさい体格のいいイメージが、結構、刷りこまれてますね(笑) 岩鬼は、ルールさえちゃんとわかれば、山田と張り合えるような、逸材なんですけどね。でも、どこか憎めない(笑) 西郷さんの言葉づかいは、言われてみますと、なかなか怪しい(笑) 前に極道の妻も、地元民からは違和感があるようで、びっくりした覚えがあります。 回答ありがとうございました。また、何かありましたら、よろしくお願いします。
- 誠治(SEIZI・SAGE)(@romanda201)
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私の所では遠州便と言います 好きな言葉も有りますよー
お礼
遠州と申しますと、浜名湖畔でありましょうか。 そうしますと、どうしても鰻や蠣が気になってしまいますね(笑) まあ、地元の名産品と言いましても、時折、実は苦手な方もいるようですけども(笑) 耳になじんだ言い回しは、記憶に残る懐かしさですね。 私は、田舎のおばあちゃんの言葉が懐かしく思い出されます。 小さい頃は、それなりに愛くるしかったに違いない(多分)、孫がおじゃましますと、腕に選りをかけて食卓を取り仕切ってくれました。 御飯や御付け、煮物や揚げ物など、どれもおいしくいただきました。何気無い食材を、手間暇かけて丁寧に仕上げた心づかいは、自分の適当さを知ると、よくわかります(笑) ごめんなさい。方言の話から逸れましたね。まあ、多少、語尾に変化がありましたが、孫には分かりにくいと思われたのか、遠慮気味に話されていたようです。 今夜は蠣を食べたくなってきました(笑) 回答ありがとうございました。また、何かありましたら、よろしくお願いします。
- nahaha55
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方言で文章を書くと平仮名ばかりになり、とても読みにくいです。 此方、地元新聞には方言のみのコラム記事のようなものがありまが、 とても読みづらいです。 全国紙などになると、方言そのままでは分かりにくいので標準語を 混ぜた変な方言、架空の方言が出来てしまっているようです。 記憶に残っているのは、友人が漫画で使われている関西弁がおかしい、 こんな関西弁はない、と言っていたものです。 その漫画では、『何をしているねん』とありました。 普通、『何してんねん』ですね。 分かりやすく標準語を混ぜているのか、それとも語尾に『ねん』と付け れば関西弁になると思っているのか、微妙な感じがしました。
お礼
方言を多用しますと、平仮名ばかりになるというのは、まさしく、そうですね。 同音異議語は本来、和語・大和言葉に使うべきだという意見を読んだことがあります。 例としましては、松と待つのような物となり、漢字熟語は字の音が違う語である、というものです。 ですから、話言葉の典型である方言は、無理に漢字を当てずとも済んでいるのだと、思います。 私も、助詞や助動詞による文章のリズムが気になることがあります。 新聞では、意外に入り立ての記者が、資料を見ながら標準語まじり方言を作っているやもしれません。 そうですね、「何をしてんねん」というのは、近年のお笑い芸人さんにもあったような気がします。 テレビを見る楽しみがひとつ増えました(笑) 回答ありがとうございました。また、何かありましたら、よろしくお願いします。
お礼
私語の禁止と言いますか、授業外の話をする文脈から自主的に「方言禁止」という感じでしょうか。 敬語法というのは、なるほどと思います。ようするに、お客様や取引先といった外に向けた「よそゆき」ですかね。 実際に、地元の芸人さんでも、敢えてネタにするというのは、標準語との差異を意識しなければ出ない発想ですよね。 方言「しぇてぃ」 折衷「せつい」 標準「いやだ」 方言「うひとぅる」 (「打ち捨つ) 標準「捨てる」 この辺りは、発音と仮名づかいの変遷が拝見できて、勉強になります。 回答ありがとうございました。また、何かありましたら、よろしくお願いします。
補足
新聞記事に見られます表記、方言へのコメント、学校生活などの体験談、フィクションの小道具論を、頂戴しました。 複数の回答者さんによります、パノラマとして、楽しく拝見しました。 ですから、やはり、甲乙に悩む所です。今回は、こちらの回答に決めさせていただきました。 また、質問や回答の機会がありましたら、よろしくお願いします。