1,表示機能のないPC(サーバ系のPCには存在する)は、一般家庭では使い道がないので、ビデオ機能を本体内に内蔵しているPCしか売っていない。ただし、初級(廉価版)・中級クラスのPCにはビデオカードという単体では内蔵されていない。コストダウンのためにマザーボード(チップセットに内包あるいはオンボードビデオチップ)に組み込み(直づけ)されている。
#カメラとストロボ(フラッシュ)の関係と同じだと思ってください。元来別々の物ですが、現行品の場合、素人向けのカメラでストロボなしはめったにありません。また、外付けのストロボを使用するのは、現在は、セミプロかプロだけです。これは、現行PCにとってのCD-ROMドライブ(CD-ROMドライブなしが使えるのはプロやマニア)や、乗用車のATミッション(マニュアルミッションを選ぶのはプロやマニア)なども同様です。
2,デスクトップタイプなら、十中八九は増設できる。ただし、廉価版ほどAGPスロットは用意されていない。また、超小型タイプのPCは、PCI拡張スロットさえも省略されている場合がある。
3,Pentiumまでの時代にはPCカード形式の商品が存在したが、現行品は存在しない。ノートPCを含めメーカ製のPCのほとんどは、誰にでもわかるスペック(CPUのクロック・メモリやHDの量・ノートなら液晶の大きさ)を強化することに終始して発展してきたので、ユーザが求めていない機能は手を抜いている。だから、増設にふさわしいスロットも準備されていない。
また、CRTに比較した場合表示できる解像度が低く、最高解像度以外では使い物になりにくい性質を持つ液晶モニタを内蔵したPCに、高性能なビデオ機能を搭載しても宝の持ち腐れである。最後に、内蔵液晶を殺して外部モニタを使うなら、高価なノートPCを買う理由がなくなるといった理由から、ノートPC用のビデオカードの需要が見込めないため、商品自体が作られない。
お礼
3度もご回答いただきましてありがとうございました。 大変感謝しています。