ONKYO A-933は 定格出力:80W/8Ωなので、出力はジャストヒットです。
>バックロードホーンは能率が高い
訳ではありません。バックロードホーン用に設計されたスピーカーユニットが低音の再生能力を高める(実際は低音の再生能力に合わせて中高音のレベルを下げる)必要が無いために能率が高めなのです。
たとえば、FOSTEX FE168EΣは94.5dB/w/mで許容入力が80Wで、最大出力は113.5dBということになります。
左右合わせると一般的なオーケストラの指揮者位置での最大音量程度に当たるでしょう。
家庭では、近隣に迷惑が掛かる音量です。一般的な木造家屋の遮音率35dBでは78.5dBも漏れます。これは一般的な人の会話レベルの音量で明瞭に聞き取れる音量です。一般的な音楽鑑賞では1W程度でも足りてしまうでしょう。
ところで、出力の小さいアンプの場合は、最大無歪出力を超えると波形のテッペンが潰されて歪みます。歪み成分は3次5次など奇数倍の偽の高い周波数です。このため歪み始めると明るく賑やかな印象の音になりこれを好む人がいます。一種のお化粧と考えてください。これを積極的に利用したのがエレキギターのオーバードライブなのです。
高音用に小型スピーカーを使った2Wayとか3Wayではひとたまりも無く高音用スピーカーが壊れますが、フルレンジのスピーカーでは持ち堪えます。
音に特に不満が無ければ、アンプを換える必要はありません。むしろ本来の音で聞かれているのですから。
お礼
John_Papa さん、 ご回答ありがとうございました。 80W程度のアンプが一番相性がいいという事を教えて頂き、とても安心できました。 もっと高出力のアンプの方が、D37の性能を引き出せるのではないか?とか、低出力でも真空管アンプの方がBHには相性がいいのではないか?とか素人考えを色々巡らせておりました。 例えの中で出して頂いた、まさに、FOSTEX FE168EΣを装着しており、それ程Volumeを上げなくても Jazzを充分楽しむ事が出来ています。 無駄な出費をせずに済みました。 ありがとうございました。