髪の毛を大切にしたいのであれば,もっと根本的な部分からヘアケアするべきですよ。
と言うことで,とりあえず,頭皮に優しいシャンプー剤(ただ単に「シャンプー」と書きますと,その仕方のことを指すのですが,聞きたいことはシャンプー剤のことですよね?)を紹介しますね。
と言うことで,私のお薦めは洗顔石鹸です。
髪の毛もそうですが,頭皮のシャンプーする場合,頭皮や髪の毛の表面を覆っている角質やキューティクルを,シャンプーマッサージによる摩擦から保護する必要があります。
また,頭皮の健康を考えますと,使用する洗浄成分の量は必要最小限であるのが望ましいです。
そして,出来るだけ入手しやすいものが望ましいですから,これらの条件を考えますと,洗顔石鹸が一番適しているという結論が出てきます。
洗顔石鹸を使用したシャンプーは,まず,頭皮と髪の毛を優しく1~2分間ほどすすぎ洗いしたあと,手洗いの時や洗顔の時と同じ要領である程度細かく泡立たせ,その泡を頭皮や髪の毛に移してシャンプーしたあと,2~3分間ほどかけて頭皮と髪の毛を優しくすすぎ洗いしてください。
その際,耳の周りや(大半の方が下を向いてすすぎ洗いしていると思われますので)前髪などすすぎ洗いしにくい場所は,理容師や美容師にすすぎ方を直接教わるようにしてくださいね。
もちろん,石鹸シャンプー剤の一種となりますので,最後に,酸性リンスをすることは絶対に忘れないでください。(忘れますと,頭皮の免疫力が一時的に低下してしまいます)
石鹸シャンプー剤を勧めておいてなんですが,石鹸シャンプー剤であっても使用法を間違えますとたいへん危険です。
と言うのも,石鹸シャンプー剤の石鹸素地という成分は,合成界面活性剤だからです。
ですから,市販のシャンプー剤も含め,どの様な洗浄剤を使用したとしても,頭皮など皮膚に洗浄成分が残留することは,肌荒れの原因になりやすいため,洗浄成分を充分すすぎ落とす必要があるのです。
ちなみに,すすぎ不足の場合,全部ではありませんが,シャンプー剤が落とす準備をした汚れが残ってしまうことがありますので,意外と不潔なんですよ。
なお,市販のシャンプー剤を使用する場合であっても,泡立たせ方を「手に取った時500円玉くらいの大きさになるのを最大両手して髪の毛の長さによって調節した量を手に取り,5~6滴以上,最大で手にしたシャンプー剤と同量までの水分を加え,両手である程度細かく泡立たせてから,その泡を頭皮や髪の毛に移して」と替えるだけで,あとは同じように,シャンプー剤使用の前後には,充分にすすぎ洗いすることが肝要なんですよ。