!!ネタバレ!! 注意!
原作漫画
「ア・ホーマンス」 作・狩撫麻礼 画・たなか亜希夫
双葉社から1986年(第1刷) 定価650円です。
週刊漫画アクションに連載された作品をまとめた短編集「ア・ホーマンス」に全4編が納められています。他の作品も収録。漫画の内容は、記憶喪失のホームレス(トシ坊)と彼をネタに感動美談番組を作ろうとするテレビ局の連中が・・。というもの。
映画は漫画の設定をちょいと借りてる程度。まんま原作ではないですが、テーマは共通しています。
ここからネタバレ! 映画を観てない方は御注意。
さて風さん(松田優作)の正体、個人的な解釈ですが・・。
日本でない何処かで「一度死んでサイボーグ化された男」あるいは「死んだ男のパーソナルデータ(記憶?)の一部を移植されたロボット」・・あたりでしょうか。
物語の主役は山崎(石橋凌)でしょう。
自分とは何か? 何処へ向かうのか? 何を為すべきなのか?
悩みや葛藤を抱えて生きる彼(そして私達)、それを象徴するのが「記憶を失い彷徨う風さん」なのではないでしょうか。
山崎と恋人(手塚理美)の食事シーンが、いいですよね。平凡な日常の大切さが感じられる名シーンだと思います。
ちなみに同時上映は、石原真理子(当時)と石黒賢が主演の「めぞん一刻」でした。
お礼
回答ありがとうございます!どう解釈したらいいのか、私の中でどう消化したらいいのか困ってしまって。他の情報によると、体だけロボになっちゃったみたいですね。風さんが自分を取り戻していく過程というのが私には解りづらかったんです。なんかカメラワークとかも変わってますよね。たしかに食事シーンはいいですね、彼女もとても雰囲気がいいし。実は山崎が石橋さんだったという事に最後まで気付きませんでした~。ポール牧さんにもビックリ!怖すぎです。