根本的な区別としては
RFCに定められたPOP,SMTP,IMAPなどを用いるインターネットメールと
携帯電話事業者が、独自技術によって提供しているメール機能に区別されます。
独自技術ゆえに、DoCoMoとauでの互換性は完全ではありませんし
サービス内容などにもいろんな違いがあります。
もともと、これらは携帯電話の機能として整備されたもので
メールアカウント契約は携帯電話の契約と一体で
そのアカウントによるメールアドレスを使うためには、携帯電話の契約が必須です。
今でこそ、携帯電話のメールとインターネットメールの間で
メッセージを交わすことの障害は少ないのですが…
絵文字や添付ファイルなどについての問題はまだ何年も続く問題です。
インターネットメールサービスは、サーバーのアカウント契約は
個別で行なわれるため、メールアドレス維持のコストは非常に安価。
制限や弊害を無視すれば、無料サービスも多々あります。
携帯メールはメールアドレス自体が、契約済みの特定携帯電話でのみ利用可能で
メールソフトについての選択肢は、携帯電話の買い替えでしか選べません。
(そもそも買い換えても大差ないのが普通です)
インターネットメールでは、メールソフト(UserAgent)は自由で
文字表示とキーボード操作だけで使えるシンプルなものから
多機能なものまで、何十種類もあります。
こういったインターネットメールの仕組みを活かし
(インターネットの技術のほとんどは、要素を個別に選択できるよう設計されています)
メールアカウントを提供するサーバーと、HTTPで利用されるUserAgentを
一つのドメイン内に揃えて提供した形態が、いわゆるWebメールです。
初期のものでは、サービス元ドメイン内で完結していましたが
現在ではSMTP,POP,IMAPなどを外部からも利用できるサービスが増え
Webメールは、Webブラウザーから使うメールサービスから…
Webブラウザーからも、ローカルのメールソフトからも使える
便利なメールサービスになりました。
インターネットメールには、forward機能が一般的なので
特定アドレスのメールや、特定単語を含むメールだけを分類し
携帯電話にも自動転送するような利用も可能です。
携帯電話のメールは、携帯電話キャリア変更による喪失という問題もありますから
インターネットサービスへの登録メールアドレスとして…また
広く、疎遠な人や単なる知人にも公開するメールアドレスとして
インターネットメールのほうが圧倒的に便利です。
疎遠な人からのメールアドレス変更のお知らせメールって
なにげに鬱陶しく思う人もいるらしいのです。
ただし、インターネットメールも無料サービスを中心に
突然サービス提供が終了する場合もありますので要注意。
お礼
どうもありがとうございました。