日本の水道法では、51項目の検査基準があり、その全てに合格しなければならないという厳しい基準があります。
ところが、市販されているペットボトルに入った水や、どこかの湧き水にはその基準は適用されていません。
せいぜい、簡易基準としての10項目程度が調べられている程度で、全く試験していない水も数多く飲用されています。
個人で井戸水を汲み上げて飲用している場合も、水質試験は推奨されていますが、個人の自己判断に任されているのが現状です。
水の味は皆さんが書かれているように水中に溶け込んでいるミネラル=イオンの量で決まります。
ミネラル=イオンとは、カルシウム・マグネシウム・ナトリウム・鉄などの金属類のことです。
純粋な水やそれに近い水は、蒸留水や脱イオン水ですが、それらは飲用に適しません。
なぜなら、イオンが入っていないので不味いですし、それを飲用すると身体のイオンが奪われてしまったり、内臓のイオンが溶けておなかを下したりしてしまいます。
美味しい水を作り出すといって浄水器が使われますが、浄水器では水に溶け込んでいる物質は取り除けません。せいぜい水道管の錆などの固形分や、カビなどが原因の臭いを吸着させる程度です。
むしろ、浄水器内に滞留した水が室温で温められて、細菌や真菌(カビ)が繁殖して浄水器のフィルターを汚染させてしまう恐れがあります。水道水は流れがあることを前提に作られていて、一旦繁殖した菌はいくら塩素殺菌した水道水が供給されても、減ることはありません。
浄水器が不味い水の元だったりする可能性もあります。
水の中から菌を除去するには、菌の大きさよりも小さい穴の0.1~0.2μm(1/10,000~2/10,000mm)のフィルターでろ過するか、過熱するか、殺菌剤を用いるかしかありません。
水道水は菌を除去するのに、殺菌剤=次亜塩素酸ナトリウム(カルキ)を用いています。
市販のペットボトルの水は、過熱かフィルターろ過をしています。
しかし、外国製のペットボトルの水は、それぞれの国の基準となっているので中身は分かりません。
ちなみに、私の住んでいる地域の水道水は地下水を水源としていて、とても美味しいと感じています。
また、元が地下水なので、水温も安定していて人が美味しいと感じる体温マイナス15~20℃を保っているので、さらに美味しく感じます。
水が美味しいか不味いかは大切なことだと思いますし、選んで飲むことにこだわることも否定しません。
しかし、美味しくて安全だと思っていた湧き水が大腸菌で汚染されていたり、汲んできた水を置いていて容器の中で菌が繁殖していたりすると目も当てられません。
水を選ぶときにはそのようなことも参考になさってください。
また、水道水も捨てたものでないことを知ってほしいです。
お礼
こちらの回答をしてくだっさったかた皆様 ありがとうございました 皆様の意見はうなずくものばかりでした 水道水をろ過してがんばります