なんか,完全に勘違いされているようですね。
髪の毛の色を変えるものには,白髪染め剤,ヘアカラー剤,カラーリング剤,ヘアマニキュア剤,ブリーチ剤とあります。
この中で,脱色作用が含まれているのは,白髪染め剤,ヘアカラー剤,ブリーチ剤です。
黒髪の色を変化させたいのであれば,脱色作用を持つものを使用するか,または,ブリーチ剤を使用後,ブリーチ剤以外のものを使用する,これ以外に方法はありません。
よって,「黒髪で白髪染めを使って効果はあるのですか?」と言う質問に対する回答は,「あります」と言うことになります。
「ヘアマニキュアのほうがいいのでしょうか?」と書かれていますが,本来,ヘアマニキュアと言うものは,髪の毛のマニキュアであり,マニキュアと言うものは,爪のコーティング剤です。(マニキュアは,正確には「手の爪をケアするもの」と言う意味です)
つまり,ヘアマニキュアとは,髪の毛のコーティング剤ですから,髪の毛表面を覆うだけで,メラニン色素など,今まで入っていた色素を奪い取って,別の色素を入れ直すという作用はまったくありません。
よって,黒髪そのままの状態にヘアマニキュアをしても黒髪の色は変化しないのです。
さて,これを読んで,「そんなことないよ」と書かれる人がいるかもしれません。
商品名としてヘアマニキュアと書かれているものの中に,髪の毛の色を変化させるものがあるため,そう思ってしまうのも頷けます。
しかし,黒髪の色を変化させてしまうヘアマニキュアと書かれている商品は,実は,ヘアカラーや白髪染めに分類されるものです。
本来のヘアマニキュアは髪の毛をコーティングするだけで,髪の毛を傷めることがないため,そのイメージを勝手に商品名としてメーカーがつけてしまったのです。
大変紛らわしいのですが,ヘアマニキュアを購入する際は充分注意してください。
なお,白髪染めに限らず,ブリーチ剤以外は,1ヶ月2ヶ月と言う単位で見ますと,理容店・美容店で染髪しても必ず色落ちします。
しかも,(自分で染めた場合の)染髪方法やその後のヘアケアを間違いますと,その度合いは大きくなってしまいます。
なお,色落ちしたあと,赤くなるか緑色などになるかは,その染髪剤によって違ってきますよ。