世界から孤立する中国共産党保守派と小沢一郎の最期のあがき
1991年08月に起きたソ連邦共産党の自己崩壊は、世界が自由社会を望む
ことを決定づけた。
今現在世界から孤立する中国 ・ 北朝鮮の共産党保守派は完全消滅の運命に
あり、このため中国共産党保守派は、隣国であるこの日本を唯物的共産国に
するため、金権政治屋であり選挙屋である小沢一郎や、
超党派の親中国派を金銭支援して、日本を中国の影響下において延命を
図ろうとしている。
唯物共産思想は理論欠陥を持っており、それがソ連邦自己崩壊の原因である
動物界の弱肉強食のような原始社会から脱して、人間集団が相互扶助を
行おうとする理想社会の実現を目指して、ロシアでは共産主義革命が起きた。
しかしその根本思想である唯物的自然観は、世界の全現象は物質的決定過程
によって成されるから、その帰結として未来の諸現象は既に決定されており、
このため生物的とみなされる “ 生物個体独自の行動選択性 “ は否定され、
人間の自由意志も幻想であるとされた。
このため唯物共産主義は相互扶助の理想実現を理由に、いとも簡単に
人間個人の自由を制限できる理論根拠を持っており、それによって
独裁専制国家となるのは当然のことと成る。
しかし唯物共産思想が人間の自由度を否定しても、その独裁政治を担うのは
人間であり、このため理想社会実現のための独裁が、
いつしか共産国特権階級のための独裁に変質するのは実に簡単であった。
北朝鮮テロは、世界で孤立する中国共産党保守派の最期のあがき
一昔前中華人民共和国では、毛沢東一派の失政で深刻な経済危機に陥った。
そのため親ソ派 林彪がクーデターを起こしたが失敗した。
そこで江青ら四人組が周恩来など実務派を押し切って、より厳しい独裁的な
共産思想統制を強いた。 しかしそれは、
中国国内の経済危機を回復困難なレベルにまで落としてしまった。
それによって江青ら四人組は逮捕され裁判にかけられた。
中国建国から実権を握ってきた共産党保守派は、中国解体の危機にまで迫った
経済苦境を打開するため、鄧小平ら改革派に対して、” 経済回復の実験 “
として改革開放経済を許容した。
それはあくまで中国共産党保守派の指導の下として行われた。
そのため学生達の急激な自由化には、弾圧が加えられた。 そのような
経緯の後、改革開放経済は順調に機能して中国の経済を回復させた。
その成果は中国で行われたオリンピックや万国博開催として、
中国共産党保守派も認めざるを得ない。 それは中国政府指導部の、
改革開放派と中国共産党保守派の勢力関係が変化したことを意味する。
自由主義圏のみならず世界人類の最大の危機は、ソ連邦共産党崩壊のあの時
であった。 それは世界核戦争が起きる可能性が高かったのだが、
諸君らはあの時、ロシア国内で内戦すら起きなかった理由を知っているか。
それは当時のロシア国民一人一人が、
世界の趨勢に関心を持ち世界の情勢を知っていたからである。
米軍基地撤廃は、北朝鮮テロ国家が壊滅してから言え
同じことは今の中国国民一人一人にも言える。 もはや中国を共産党保守派
が支配することは “ 不可能 “ である 。
北朝鮮のアメリカや韓国に対するテロリズムは、ソ連や中国共産党保守派ら
の自由主義勢力に対する防壁であった。
しかしソ連邦共産党が自滅して中国も改革開放経済社会となった現在、
北朝鮮はその唯物論的共産社会すら維持できずに、
もはや個人崇拝の独裁体制に堕落してしまった。