常用するユーザー名とAdministrator以外は存在せず、自分しか使用しないとい使用状況なら、いくつか方法があります。思いつくのは
1.特定のユーザー以外を非表示にする
2.目的のユーザーで自動ログオンする設定にして、そのユーザーのスタートアップフォルダの中に、「コンピュータのロック」へのショートカットを入れておく
などです。
特徴は、後者は「コンピュータのロック」が動作するまで、一瞬ではあるけれど、デスクトップ画面が表示されます。場合によってはその際に簡単なファイル操作も有効になりますので、セキュリティ上はあまり好ましくありません。その代わり、コンピュータのロックがかかってパスワード入力画面が開いている最中は、前者と違ってログオン後の状態ですので、バックグラウンドで常駐ソフトが順次起動してくれていますので、パスワード入力後わりとすぐにパソコンを使い始めることができます。
具体的には
1.レジストリを編集します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon\SpecialAccounts\UserList
にDWORD値としてユーザー名をそのまま作成します。値のデータは「0」にすると非表示になり、「1」にすると表示されるようになります。
SpecialAccountsキー以下が存在しない場合は自分で作成します。
レジストリ編集のしかたに不安がある場合はご自分で調べてみて下さい。
2.まず自動ログオン設定にします。
[Win]+[R]キーを押して「ファイル名を指定して実行」を起動し、テキストボックスにrundll32 netplwiz.dll,UsersRunDll
もしくは
control userpasswords2
と入力して [OK]ボタンを押下します。
後者の場合でUAC(ユーザーアカウント制御)のダイアログが表示された場合は「続行」を行い、ユーザーアカウントの設定ダイアログで「ユーザーがこのコンピュータを使うには、ユーザー名とパスワードの入力が必要」のチェックを外します。
その後自動ログオンさせたいユーザーに設定しているパスワードを入力して「OK」ボタンを押下します。
ここまでで止めると、起動時に当該ユーザーで自動ログオンしますが、その直後にコンピュータのロックがかかるように「コンピュータのロック」へのショートカットをスタートアップフォルダに作成します。
デスクトップの何もないところで右クリック→新規作成→ショートカットとたどります。
「ショートカットの作成」という画面が表示されたら、テキストボックスに
rundll32.exe user32.dll, LockWorkStation
と入力して「次へ」ボタンを押下します。大文字と小文字は区別されますので、文字列をコピーして貼り付けるといいでしょう。
ショートカットの名前に「rundll」と入力された状態のダイアログが開きますが、わかりやすい名前に変更して「OK」ボタンを押下して下さい。
できたショートカットをそのユーザーのスタートアップフォルダの中に入れます。
スタートアップフォルダは[Win]+[R]キーを押して「ファイル名を指定して実行」を起動し、テキストボックスに半角で
shell:startup
と入力してEnterキー押下で開きます。
その中にデスクトップのアイコンを移動して保存すれば終了です。
お礼
非常にわかりやすく設定できました。 本当にありがとうございました。