歯列不正の原因はいろいろありますが、原因の一つに舌の運動障害があります。
歯に弱い力を長時間かけると歯は移動します。だから矯正治療ができるわけです。
ところで、歯は頬の粘膜と接しているので、何もしなくても歯には頬粘膜の筋肉によって内側に押す力が加わっています。そのままですと歯は、数年後には、口の中へ向けて倒れこんで行ってしまいます。これを防いでいるのが舌の運動です。舌が口の中で動くことによって歯を内側から外へ向けて押し出す力が加わります。これによって歯が内側へ倒れるのが抑えられているのです。
ところが舌小帯が短いと、舌の運動範囲が狭くなります。そうすると、舌が歯を内側から押す力が弱くなります。このため、頬粘膜と口唇の力で歯は口の中へ倒れようとして、歯並びが凸凹になってゆきます。
矯正治療を行って歯を動かした場合、動かした歯は、治療終了後に元の位置へ戻ろうとして動きます。このときに舌の力が弱いと、歯は内側に倒れこんでゆき、でこぼこな歯並びになってしまいます。これを防ぐために、舌小帯を切、舌の運動の練習を行い、舌が内側から歯を支えるようにしておくのです。
単純に筋を切るだけですから、「切りそこなって切れませんでした」なんてことはあり得ません。糸で縫っている間は、縫った糸が邪魔でひきつって感じることはあります。味覚に異常が生じることはありません。ご安心ください。
お礼
お陰様でセカンドオピニオンを受ける必要は無くなりました。有難うございました。 インターネットのおかげで荒唐無稽な荒技師的な歯科医様から無知な患者の自己保身に役立ち感心しています。最初保険の範囲の治療を勧められた(入れ歯)しかし自身が贅沢な矯正手段で入れ歯を選択しなかったのが間違いの始まり、新しい手段(インプラント・矯正・パーフェクト○りエ)厚生省の承認(保険対応)が確定されてからにした方がよいように思いました。自身の年齢的なこと45歳以降では成功確率が極端に低い統計が、あるようでした。