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アメリカ人は、本を読み捨てするのでしょうか?
アメリカ人は、本を読み捨てするのでしょうか? 最近の電子書籍をめぐる議論で、アメリカと日本の書籍事情の違いとして、アメリカでは読み終わった本は手元に残さずに捨ててしまうという話を良くマスコミやブログで聴くのですが、これは本当でしょうか? 本の売り方やジャンル、読む人の住居や階級(雑誌と一般書、ハードカバーとペーパーバック、ベストセラーとそうでは無い本、文芸作品とそれ以外、都会と田舎…)などによって、違いがあるように思うのですが、そのあたりはどうなんでしょうか?
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在米21年です。私の友人・知人の事しか分かりませんが、一つだけいいですか? 私の周りでは、本を捨てる人はあまりいないです。では、とっておくのかと言うとそうではなくて、皆地域の図書館に寄付をします。図書館は、その寄付された本を貸し出すのかというと、またこれもそうではなくて(中にはそういう本もあるかもしれませんが)、図書館には古本を売っているコーナーがあるので、そこで売られる事になります。 ちなみに、専門書や仕事に関係する本、これからもずっと使いそうな本は、もちろん新しいバージョンが出てそれを買うまで手元に置きます。上記は、娯楽本や用済みの本についてです。 我が家も去年、大量に本を寄付しました。本を捨てるのは、何だか申し訳ない気分になるので、こうやって寄付を受けてくれる図書館に感謝しています。
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- chi4pitbul
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初めまして。アメリカに移住し15年の主婦、大学生、獣医助手です。理論的なお答えが出来るとは思いませんが私の実感を回答させていただきます。 確かに「読み捨て」という傾向は強いと思います。私の夫はアメリカ人で、読書が大好きな人です。彼は小説やエッセイ集は読み終わったとたん本をゴミ箱に捨てます。最初はびっくりしました。理由を尋ねたら「だって読み終わったんだよ。もう役に立たないでしょ。」その一方で仕事や趣味に関連する文献、マニュアル等は書斎に山積み。私が整理しています。勿論この手の本はハードカバーを購入。何度も引っ張り出して読み直し、ぼろぼろにします。私はそんな本達を修整してあげます。私の個人的な印象としては、本の扱いを本人の価値観によって違えているのかな。。って感じです。 「アメリカ人は本を読まない」ってのも決して嘘ではありません。現に本屋さんの数の少なさには驚愕。まったく本を読まない人達を沢山知っています。でも、それが「階級と収入」による違いかって言うと、、、それはちょっと違う。それより「教育」ではないかと思います。だいたいアメリカで「階級」って言葉、死語でしょ。「階級」を「クラス」と解釈するのは間違いです。もっとも大きな要素は「教育」であり、教育は本人の「自覚と努力」でいくらでも得る事が出来ます。そして、あなたの仰る通り大学の図書館の充実度は日本のそれとは雲泥の差がある事は事実です。大学の図書館通い、楽しいですよ~。 あなたの仰る「一般書籍」(あなたの指摘するものはこれを指すと憶測します)は「読み捨てるもの」という感覚、アメリカでは普通のような感じがします。全くとりとめのない回答お許しください。全く理論的ではありませんね。でも、ちょっとだけ他の回答者の方々の誤解と「古い」知識に違和感を持ったので、回答させて頂きました。 少しでもお役に立てたら幸いです。
お礼
ごく身近な方の行動の日本人の目から見た正確な情報ありがとうございます。 小説とエッセイは読み捨て、それ以外のジャンルは残しておくというのは、実は自分の周り(日本)にいたアメリカ人の行動と似ています。このあたり、何かそういう国民性というのが、あるのかなと思っていたの、同じような意見が聞けて興味深いです。 「階級」の問題は難しいのですね。「教育」の方が読書に対して重要というのは、なんとなくわかる気がします。 非常に丁寧な実際の経験に基づいた回答、ありがとうございました
- dogday
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アメリカは、もともと本を読まない階級で、文化財を持ち込まずに作り上げた開拓者の子孫ですから。 後世へ知の財産として書籍を保管する思考が低いのです。逆に工業製品の保管意識は高い。 支配階級の人は、逆にオブジェとしてハードカバーを並べる傾向にあります。 アメリカの執務室って、かなり形式美で同じ配置ですから。 アメリカ人は本を読まないが前提であり、数を熟す読書家ほど本自体に価値を見出さないバランスが、アメリカ人が本を捨てる傾向に見えます。
お礼
単純に比べるのは難しいのですが、アメリカ人の方が読書時間は長いという統計もあります。 http://www.pot.co.jp/gotogi/13-19.html あと、アメリカの大学図書館などは、かなり充実していて、「知の財産として書籍を保管する思考」は、むしろ、日本以上に高いような気もします。 出来れば、印象論ではなく、もう少し客観的な回答をお願いします
- kurisogeno
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大抵の人の多く(都会に住む、低所得の人)は、読み捨てるという傾向が強く、 所得の多い人程、手元に残す人が多いそうです。 ですが、日本的な田舎の人の多くは、本を手に入れる回数も読むコトもそんなに 多くは無いために、手元に残す人が多いと聞いた事があります。
お礼
早速の回答、ありがとうございます。マスコミなどでは、アメリカでは、ほとんどの人が、読み捨てするような印象を受けるのですが、階級や住む場所によって、違いがあるようですね。
補足
もう一度、読み返してみたのですが、印象論のような気がします。 実体験、書籍やサイトなどで読んだり、統計的なものがあるとか、客観的に判断できるようなソースがあれば、ご教示ください。
お礼
実際に居住しておられる方の情報、有難いです。 寄付の文化があって、合理的な考え方をするアメリカらしい感じがします。アメリカの普通の地域の図書館については、「図書館ねこデューイ」という本を読んだ情報しか知らないのですが、日本よりももっと、文化や情報の総合的な発信基地のような役割をしているように思います。本の寄付と販売もそういう感じがしますね。アメリカでは、ブックオフのような希少では無い本を売っている古書店の話をあまり聞かないような気がして不思議だったのですが、これもこの図書館のシステムがあるからでしょうね。寄付については、自分でも調べてみます。 結論としては、必要な本はきちんと手元に置いておく、娯楽や用済みの本は(自分を含めた日本人のように)だらだらと手元に残しておかずに、図書館に寄付するという感じですね。 日本の有識者のお話では、読み終わった本はすべて捨ててしまうというニュアンスの方が多いのですが、それは間違いだということ(当たり前の話ですが)は、chi4pitbulさんの回答と合わせて、良く解りました。ありがとうございました。