残念ながらヨーロッパには駅弁という文化は存在しません。
車外から持ち込む際は駅の構内にあるキオスクや近くのスーパーで買ったものを食べる感じです。特に目新しいものはありません。
車内になると2つに分かれます。
1.食堂車連結
日本では夜行列車にしか見られなくなった食堂車ですが、ドイツやスイス、中欧絡みの国際列車やICE(ドイツ)、ユーロスター・イタリアESの一部列車に食堂車が連結されています。温めタイプなことは仕方ありませんが、そこまで味は悪くないと思います。
2.ケータリング
ユーロスター、AVE,タリス、X2000、イギリスのヴァージン・トレインズの1等車運賃には最初から食事代が含まれています。飛行機のエコノミークラスの食事を少しランクアップしたような感じです。 尚、食事を断っても返金はないので折角なので楽しんでください
3.バーカー連結
上記列車の2等の乗客やICE、TGVなどの列車には軽食や飲み物が買える車輌が連結されています。国際列車であれば当然走行国の通貨が使えます。
4.車内販売
IC以上の優等列車(=各高速列車や国際列車)であればかなりの確率で車内販売が廻ってきます。
特にイタリアはパニーニとかも売っていたような。しかも自転車のベルそのものを鳴らしながら廻ってくるのでいやでも気づきます。
イギリスだと中距離区間でも車内販売が廻ってきて日本との違いを痛感しました。勿論、路線によって差異はありますが...
ただ、ここでも日本のような旅情をさらに盛り上げる駅弁なんてものは売っていません(泣)