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南の風は陽気で暖かそうなイメージで、北の風は強くて寒そうなイメージ。東
南の風は陽気で暖かそうなイメージで、北の風は強くて寒そうなイメージ。東の風は何か新しいことをもたらしてくれそうなイメージがするのですが、西の風ってどんなイメージですか? 色や匂いのイメージなどもありましたら教えてください。
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こちふかば、にほいおこせよ、うめのはな・・・・という句がありますが、普通に変換すれば、東風吹かば、匂い起こせよ、梅の花とでもなるのでしょう。つまり、こち(東風)が吹けば、梅の花の香りも一段と強く感じられるのに・・・といった意味でしょうか。 では、なぜ東風が吹くと花の香りが立つのか、それは、とかく乾燥した大気に支配されがちな梅の花が咲く早春の時期に、東風が吹くと大気に湿気を持ち込んでくるからだと言われています。そして、東風はお天気が崩れる前兆でもあるのです。 さてと、西の風のイメージ、こちらは気象に関係なく、なんだか西欧の文化や文明の流入を思い出させます。日本だけでなく、お隣の中国でも、過去にはシルクロードを経て、今日のヨーロッパからさまざまな文化文明が流入しました。当時の中国では、そうした実際には見たこともない西の国を「胡」と呼びました。「胡」とはもともと中国の北に位置する蛮族を表していた言葉だったそうですが、いつの間にか西の国々を漠然と「胡」と呼ぶようになったと言われています。そして、「胡」からは胡弓だとか胡瓜、胡麻といった目新しい産物が中国に入ってきたのです。 そして、それら西の文化はやがて日本にも伝わりました。奈良の正倉院に納められている御物の多くはそうした西欧からの貴重な宝物だったのです。
お礼
お礼が遅くなってしまってすみません。 私は新しい物は東から来ると思っていたのですが、そういえば日本は最初に中国から文化の影響を受けているので西からも来るということになりますね。東西南北には色々な意味があって面白いです。 回答ありがとうございました。