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古い洋画が好きでよくDVDを買うのですが、海外ではDVDになっているの
古い洋画が好きでよくDVDを買うのですが、海外ではDVDになっているのに、日本ではDVDになっていない作品が多くて困っています。 ただ、諦めて輸入盤を買おうかと思っていた矢先に国内盤が販売された作品も多々ありました。 では洋画DVDの国内盤が販売される条件とはいったい何なのでしょうか? やはり一番は売上げが見込めるか否かなのでしょうが、中にはとても売れそうにないようなマイナー作品の国内盤が販売されることもありますよね? ということはやはり、売上げ以外に優先される条件もあるということなのでしょうか?
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需要=売り上げの見込みが最優先でしょうけど、それよりも前に権利関係がどうなっているか、またその権利料はいくらなのか、といった問題があります。 古い映画は、制作した会社がもう存在していなかったり、関係者が故人であることも多く、いったいどこの誰が権利を持っているのかわからなくなってしまったようなものも多いようです。 またDVDにしたくとも、フィルムの原版が行方不明とか、フィルムはあるけど、音関係がどうなっているかわからない、といった場合もあります。 劇場用の映画のフィルムは画と音が一緒になっていますが、遡っていくと、画と音は別々に存在します。 画質のクオリティが高いDVDを作ろうと思うとネガ(第一世代)やマスターポジ(第二世代)まで遡ることになります。音も同じです。 これが古い映画だとなかなか難しいようです。 最近では洋画でも日本語吹き替え音声が当たり前のように収録されているので、これも古い作品だともう残っていません。 あるDVDメーカーで当時のTV放送をカセットでもいいから録音している人が居たら連絡をくれと、告知しているのを見たことがありますが、まあこんなもんです。 日本でDVD化されないものは、映画そのものの権利を持っている会社と、映画のなかで使用されている音楽関係の権利を持っている会社が違うとか、こんな理由もあるようです。 権利が別々だとDVDが1枚売れる毎に、曲の使用料が派生することもあり、これじゃあ商売になりませんよね。 とても商売になりそうもないようなマイナーな作品が発売されるのは権利料が安いか、他の作品の権利を買ったときに、あと○○万円でこれもつけるけど、どう? というような安売りをしてくれることがあるからです。 マイナーな会社だと10本まとめていくら、なんていうたたき売りもします。 一番困るのはDVDの発売国毎に分数が違うことです。 日本版DVDは発売されたけど、イタリア版は10分長いとか、ドイツ版はラストがちょっと違うとか、こういうのがもっともファン泣かせのように思います。
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洋画の版権事情はよく判りませんが 日本で言うと有名なのが「劇場版うる星やつら」シリーズですね。 全部で5作だったかが作られたのですがその中でも最高傑作と言われた 「うる星やつら2~ビューティフルドリーマー」だけが 違う会社が版権を持っていた為にDVD化にスゴイ時間が掛かったそうです。 また、海外のものでも宗教観や性描写と言った観点から 映倫?と言う所でNGが出てしまえばDVDにはならないでしょう。 やっぱり、売り上げが第一ですが未成年も見る可能性があるので 残虐的な描写の強いものもNGになるでしょう。
お礼
ありがとうございます。 自分は業界にはまったく詳しくないのでよく目にする『版権』の意味すらあまり理解できていない部分があります。 消費者の立場からして要望するだけなら簡単ですが、業界の人達も色々と事情を抱えているのですね。
お礼
ありがとうございます。 なるほど商品一つに色々と複雑な事情があるのですね。 自分はそこのところまったく詳しくないので『海外のDVDに字幕だけ付けてパッと出せばいいのに』なんて単純に考えていました。