ワードの基本的な仕組みを理解して下さい。
ワードにはそれを構成する3つの書式(フォーマット)があります。
1.文字書式
2.段落書式
3.セクション書式
セクション書式には大別して、
ページ書式
ヘッダー/フッター書式
の2つがあります。
文字書式はカーソルにその書式情報が保持され引き継がれていきます。
段落書式は段落記号にその書式情報が保持され引き継がれていきます。
そして、段落書式は[Enter]キーを押すことで、
段落区切りを挿入して、更新が出来ます。
セクション書式はセクション区切りを挿入することで、
ページ書式やヘッダー/フッター書式を更新することが出来るようになります。
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さて、みかんを思い浮かべて下さい。
みかんは皮で包まれている一つのみかんですが、
その中身は、房(セクション)ごとに分かれています。
デフォルト(初期設定)では、この房(セクション)がありません。
セクションは一つなのです。
セクション区切りを挿入する方法には2つありますが、
一番簡単で、的確な方法は、
印刷の向きを横にしたいページの冒頭にカーソルを置きます。
[ページレイアウト]タブ(小見出し)の
[ページ設定]グループの
右下隅にある小さな右下向き矢印ボタン(ダイアログボックス起動)をクリックします。
[ページ設定]ダイアログボックスが開きます。
画面の左下済に
[設定対象]があります。
その右側には[文書全体▼]と表示されています。
▼をクリックし、
リストから
[これ以降]をクリックし、
[OK]ボタンをクリックして閉じます。
つまり、セクションが一つの状態なので、文書全体となっている訳です。
これで、その前のページの最後に
セクション区切り(次のページから新しいセクション)が挿入されました。
新しいセクションにカーソルを置いて、
[ページレイアウト]タブ(小見出し)の
[ページ設定]グループの
[印刷の向き▼]アイコンをクリックし、
リストから
[横]をクリックします。
この他、ページ設定でのすべてのコマンドを変更することが出来るようになります。