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スピーカのBluetooth化
- パワードスピーカーをBluetooth化するためのユニットについて、SONYのアダプタが見つかりましたが、他の選択肢もあるか確認したいです。
- 現在使用中のパワードスピーカーをBluetoothで利用するためには、SONYのアダプタ「HWS-BTA2WA」がありますが、他の選択肢も知りたいです。
- パワードスピーカーのBluetooth化を考えており、SONYのアダプタ「HWS-BTA2WA」を見つけましたが、他の選択肢も知りたいです。
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「Bluetooth」というと、いかにも1つの規格のように思えますが、実際には「Bluetooth」というのは様々な小規格の集合というか、総称に過ぎません。たとえば、マウスやキーボードなどの「Bluetooth」と、携帯電話のハンズフリー用の「Bluetooth」と、ヘッドフォンステレオ用の「Bluetooth」とは、実際にはまったく異なり互換性がありません。 これらの個別の規格のことをプロファイルといいます。携帯電話などで「Bluetooth対応」と書かれていても、単にヘッドセット(ハンズフリー)用のプロファイルにしか対応していない場合もあれば、音楽再生に主眼をおいたヘッドフォンステレオ用のプロファイルにも対応している場合もある訳です。 したがって、マウスやキーボード、ハンズフリーで「Bluetooth」が普及しているからといって、直ちにオーディオ機器の「Bluetooth」が普及する訳ではないのです。 製品としては、たとえばLogitechのものがあります。 http://joshinweb.jp/sound/4314/4992072024434.html http://joshinweb.jp/sound/4314/4992072011533.html オーディオ用のプロファイルとしては、A2DPというものがあります。これに対応した送信機、受信機を組み合わせれば、ステレオでの音声伝送が可能になります。 ただ、オーディオ機器としての性能を考えると、Bluetoothはあまり良い選択肢とはいえません。上記のように様々なデバイスを接続する規格として作られていますが、基本的な伝送速度が遅いので、音声のように膨大な量のデータを間断なく流し続けるには不向きなのです。そのため、A2DPでは送信機の側でいったん圧縮してから送り出すので、音質の低下が避けられません(より正確には、MP3、AAC、ATRACなら圧縮し直さずに伝送できる場合があります。ただし、これらのCODECはオプション対応なので、専用の送信機・受信機のペア以外では伝送できない可能性が高くなります。そのため、必須のCODECであるSBCで伝送するものの方が多いと思われます)。 そういう事情があるので、音質を重視するシーンでは使われることが少なく、まして、屋内で利用するメリットに乏しいので、オーディオ機器と呼べるBluetoothアダプタは多くないのでしょう。確かに、一部の高級オーディオ機器メーカーがBluetoothアダプタを発売していますが(8万円くらいする)、それほど金をかける価値のある規格には思えません。 むしろ、音楽再生をメインに考えるなら、Bluetooth以外の(メーカー独自の)無線アダプタを検討した方が良いように思います。たとえば、RATOCのREX-LINK2やKENWOODのSLG-7などがあります。 BGM程度に流しておくなら安価なBluetoothアダプタ、本格的な音楽鑑賞なら上記のような非圧縮無線タイプ、といった使い分けがベターかと思います。
お礼
Bluetoothの音質が有線や他の無線に劣る部分を詳しくご説明していただき、誠にありがとうございます。 現在、携帯のBluetoothを使って外出時に音楽を聴いているのでこの状態を家にも持ち込もうという安直な考えでした。 きちんとしたスピーカで聞き確認をした訳ではないので、音質の劣化についてはそこまで考えておりませんでしたが、改めて仕様的なところから教えていただいて一考しようかと考えております。 ご回答、誠にありがとうございました。