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ショパン『ワルツ第14番(遺作)』の時代背景などは…
中2の女子です。 何ヶ月か先のピアノコンクールでショパンのワルツ第14番を弾きます。 しかし、その曲の時代背景やショパンの感情などをよく知りません。 なので皆さんに質問させていただきました。 どなたかご存知の方はいらっしゃいませんか? どんな細かいことでもかまいません。 よろしくお願いします。
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えーと、14番と言われるのは2種類ありまして。変イ長調のものとホ短調のものがあります(遺作なのでいろいろとややこしい)。 おそらくはホ短調の方だと思いますので、それで簡単に説明します。 ホ短調のワルツはいつ作られたか確証はありませんが、およそ1830年頃に作曲されています。 ということは、ワルシャワの音楽院を卒業して、コンサートデビューをし、そろそろポーランドを出国するあたりでしょう。 今ざっと1830年頃のショパンの手紙(ポーランド語の原語で。贋作もあるというのであまり鵜呑みにはできない)に目を通しましたが、見落としがなければワルツに関しては触れていないようです。13番のワルツはちょっと前にコンスタンツィア・グワドコフスカという初恋の人を思いながら書いたという話はありますが、この曲の方にはそんなロマンスめいたものはないですし、革命練習曲のような祖国ポーランドの危機を感じるほどでもありません。 遺作というのはえてしてこういうものなので困ります。死後20年ほどしてから出版されたのも特に深い理由を勘繰るところでもありません。 ただ、これから西欧に出て活躍することになるショパンの根っこである詩的な感性がよく出ているので、楽譜と向き合う方を優先してはどうかと思います。 他のワルツに比べると比較的3拍子がはっきりしているというのも、初期ゆえのことなのかもしれません。 Zycze, ze Panska corka bedzie dobrze nagrac. (お嬢さんがうまく演奏されることをお祈りします) ※特殊文字を使わず書きました。
お礼
ありがとうございます。 なるほど…まずはもっと楽譜と向き合ってみます。 たくさん調べていただき、ありがとうございました。 がんばります。