ACアダプターの最大出力を前提で計算すると、2kgで1万円で3時間…
「私たちの科学の限界ってわけ」という台詞を引用させてもらいます。
原付などで使われているのは、歴史深く、実績高く
性能はほどほどの鉛蓄電池ですね。
ここ十数年でMF(メンテナンスフリー)のものが一般的になり
充電方法があるのであれば、可搬充電池として安価かもしれません。
かもしれません。というのは、運用方法によっては
劣化が早く、たとえば年に一シーズンみたいな使い方だと
毎年買い換えるハメになる可能性もあります。
6V,12V,24Vなどの製品がありますが、直流ですから、今回のケースでは家庭のコンセントと同等の
100Vの交流にするためのインバーターが必要と言えます。
また、2kg程度の重さを考慮すると、12Vの製品しか選べないと思います。
12Vの原付向け製品で3000mAh程度の性能のものがあります。
これが提示されているACアダプターの12V 1Aという最大性能から
安易に計算すると3時間動きそうなものですが…
一旦100Vの交流にして、そこからACアダプターで直流を得ると
効率は驚くほど悪くなります。
また、ACアダプターを介さず、直流-直流で電圧だけ変更するとしても
適切で信頼性のある変圧回路が必要です。それでもロスが無いわけではありません。
安定化された12V出力のACアダプターと比較すると
12Vの充電池の出力は、非常に不安定なものと言えます。
電源品質によって、電子機器が異常動作することがありますし
最悪過剰電圧でこわれる可能性もあります。
一旦100V交流にしてACアダプターを介せば
こわれるのはACアダプターだけで済むという考え方があります。
最終的に動かす機器構成がわかりませんが…
携帯電話の予備電源として売られている充電器も、用途によっては有用です。
一般的には、リチウムイオン充電池かリチウムポリマー充電池で
これらは現在のモバイルノートPCで使われているものと同種の
割高で高性能の充電池です。
自然放電の少なさでは鉛蓄電池を上回り、熱耐性の低さが弱点です。
容量重量比で考えれば、鉛蓄電池の4,5倍高性能ですが
大容量を求めたとき、ばからしくなるほど高価です。
12Vといった高電圧のものは、ノートPCの予備電源用製品としてあると思いますが
おいそれと購入できる価格ではなかったりします。
システム全体の見直しか、予算計画の見直しが必要な気がします。
補足
ありがとうございます。 参考にさせていただきます。