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容疑者Xの献身について ネタバレです。

原作を読んだのが大分前なので細かい設定を若干忘れ気味なのですが、 最近、劇場版を見たので質問します。 石神は殺害された冨樫の顔を河原で潰し、指紋、服を焼き身元を 不明死体に仕立て上げますよね。(実際はホームレスの死体だった訳ですが・・・) 警察としては死体の身元を特定する要素は毛髪と、自転車に残っていた指紋のみであり、 それと宿に残った毛髪、指紋から同一人物として早々に河原の死体=冨樫で断定しましたね。 でも、そこまで念入りに身元不明に仕立て上げられた死体であるにも 関わらず、別人である可能性を疑わないのはおかしく無いでしょうか? 何か見落としている事がありましたら教えて下さい。

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noname#128261
noname#128261
回答No.1

こんにちは。 私の考えでは、むずかしかったんだろうと思います。 この死体偽装方法は、富樫のような流れ者の男でないと成り立たなかったでしょう。 (1)まず、身体的特徴を覚えている家族がいない。(たぶん。原作にも出てこないから) (2)定住していない。(定住している人なら、自宅のブラシや排水口の中から毛髪がみつかり、家具から指紋もでるから、比較できるはず) (3)顔がつぶされている(歯の治療痕など、個人を特定できるものがなくなっている) 身元不明の死体を特定するのは、顔、毛髪、指紋、血液DNA、歯、手術の傷跡くらい。  富樫の場合、本物の富樫はそれらを残していなかったんです。 借金取りややくざに追われて逃げ回っているような人だから、まともな宿には泊まれなかっただろうし、泊まったとしても偽名を使っているでしょう。 足取りを追うのは困難です。 わずかに残る足取りで、スナックと弁当屋に元妻の住所をたずねてきていますが、どちらも大勢の人が出入りする場所なので、指紋と毛髪を見つけるのは無理。 もし万が一、身代わりにされたホームレスの男性が、過去に犯罪を犯していて、指紋が警察に記録されていれば、この偽装は失敗したでしょうね。 でも、リストラされたサラリーマン風のホームレスだったので、それもなかったようです。 普通の人は、殺人のアリバイを作るために、別の殺人をおかしたりはしません。 警察が偽者の死体を本人だと断定してしまったのは、仕方がないと思いますよ。

subaru5050
質問者

お礼

そういえば、冨樫の生活の痕跡が全くなかったですよね。 ホームレスの選別も石神の方略(?)だったんでしょうかね。 繋がりを特定されないために関係無い人まで殺すミステリはよくありますけど・・・こういうミスディレクションは初めて読みました。 回答ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • AAABBBzzz
  • ベストアンサー率29% (39/133)
回答No.2

私もこの映画はおかしいと思いました。 髪の毛一本でも、DNA鑑定可能と聞いたことあります。 化学が発展した世の中では、 整合性を追及すると、ミステリー映画は、成り立たなくなるのかも しれませんね。 ただ警察の捜査は、ずさんと批判されることも 多々ありますので、現実には有り得ること かもしれないです。 余談ですが、この映画は、ホームレスの方の命を軽んじているような 気がして、犯人に感情移入はできませんでした。

subaru5050
質問者

お礼

科学捜査の発展がミステリの幅を狭めてしまう・・・。 確かにそうかもしれないですね。 今後も驚くようなミステリを生み出してもらいたいものです。 回答ありがとうございました。