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自分の心の中での同一作品の評価の変化について
少し前に民放深夜枠放送の「ザ・セル」を観た時に 劇場公開当時のどちらかと言えば駄作だなと思った感想から 一転、良作の方の評価に切り替わってしまいました。 全く同じ作品を鑑賞したのに、自分の中で その作品の評価が変わってしまった原因は何でしょうか。 (同じ作品を何度も観て感動が薄れるとは違う意味で)
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一般的に年齢を重ねると、 物事を見る視点が増えたり、 自らの経験と照らし合わせて理解能力が高まる物です。 質問者さんの場合にその映画の解釈においても、 そのような解釈の多様性が働いたのではないでしょうか。 逆に理解は深まっても、 感覚的な映像作品は時間の経過と共に印象度合いが下がる物もありますが。
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- harada0348
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アンドレイ・タルコフスキー監督の映画で『ノスタルジア』という映画があります。 僕も20年ぐらい前、大学生の時に観たときは、殆ど理解できませんでした。 しかし、最近観たときは、この映画の凄さに気付き吃驚して、今では自分の中では最高傑作の映画の一つとなっております。 恐らく、最初観たとき知らない俳優さんばかりで、人物関係が把握出来なかったこと、それとこの映画を観るだけの知識が大学生の頃には無かったことが挙げられると思います。 特にヨーロッパ映画は知らない俳優さんが出てることが多いので、人物関係のわかりにくい映画が多いのは確かですね。 それとアメリカ映画もそうですが、海外の映画はやっぱり宗教が絡む映画が多い。自分も簡単な本(図解入りが良いと思います)で旧約聖書、新約聖書をちょっと理解するだけでも最初わからなかった映画が、二回目観るとわかることがあります。 しかし、僕の経験から言うとどんな映画でも2回観たほうがその映画の面白さが更にわかりますね。 最後のオチがわかっている映画でも2回目を観ると、非常にオチに行く過程が最初に発見できなかったことが、2回観ることで発見することが多々あります。 そういう意味では最近の映画館が入れ替え制が多いのは、残念ですね。
お礼
有難う御座います。 確かに一回目の時にあまり把握出来なかったストーリー・人物関係が 二回目で理解出来るって事ってありますよね。 気が付かなかったオチに対する伏線を二度目に見つけた時などは 巧い演出・脚本だなと思ったりします。 「ザ・セル」の私個人の再評価ポイントって映像全体から 醸し出す美しさと精神世界の表現・独特の世界観です。
お礼
有難う御座います。 なるほど(物事を観る視点が増えた、解釈の多様性)ですか。 そう言われれば数年前からカメラが趣味になって 風景写真や城郭写真などを撮り始めていて 自分の中での色調や色合いなどのクオリイティ感覚は 昔に比べて研ぎ澄まされていると思います。 それが今あの作品の映像美の世界に共感出来た 理由だと考えれば合点がいきます。