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ISUKAのシュラフ(PUFF)について
昨年から雪山も楽しみ始めた者です。 ISUKAのPUFF、シュラフカバーを省略しても防水性を確保出来るようなので非常に興味があり、2点、疑問があります。 (1)シュラフ本体の結露について 秋のテント泊で経験したのですが、朝、シュラフを片付ける時、シュラフカバーの内部とシュラフ本体の表面がしっとりと湿っていました。 この原因を、テント内の温度とシュラフカバーの中の温度との差により、シュラフカバー内に結露が発生したのだと私なりに仮定しての質問となります。 仮にPUFFを使用した場合、シュラフカバーを省略することになると思いますが、そうするとこの結露を発生させた「温度差」はテント内の空気とシュラフ本体の間で発生するので、結露はPUFFの内部に発生し、シュラフ内部のダウンそのものを湿らせる可能性があるような気がします。 PUFFを実際に使用していて、このようなシュラフ本体での結露は実感された方はおみえでしょうか? 私の仮定そのものがおかしければそれも御教示頂ければ幸いです。 (2)PUFFの防水性能について PUFFの防水性能は実際どの程度でしょうか? PUFFを使用するような環境下では防水性能を云々する必要は無いのかもしれませんが、 例えば初冬や初春の雪山では雪ではなく雨が降ることがありますよね?その際、テントではなくツェルトを使用していた場合などには防水性も気にする必要があるかと思いまして・・・ この他、PUFFの利点、欠点があれば併せてアドバイス頂ければ有り難いです。 雪山はまだ初心者のため、的はずれな疑問かもしれませんがよろしくお願いします。
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>(1)シュラフ本体の結露について シュラフの表面の素材が何であれ程度の差はあっても必ず結露はします。しかも内側です。結露のメカニズムを考えれば当然ですよね。そのため雪山でダウンシュラフを使って何連泊もしていると段々ロフトが減ってくるのが分かります。結露の水分をダウンが吸って目減りしているからですね。極地で長期間使った場合シュラフの中に氷の塊ができることもあるそうです。 >(2)PUFFの防水性能について ウィンドストッパー自体が素材として余り大した防水性は持たないこととPUFFには表面に縫い目が存在するので、PUFFという商品としてみれば防水性はありません。では何のためのウィンドストッパーかというと、水の存在しない雪山では大した防水性が必要ないためこの程度の生地の防水性があれば十分であることと、別にシュラフカバーを持っていくよりは重量的にアドバンテージがあるからです。雪山での使用に限定するのであればあってもいい選択肢だとは思います。 ただ最近は流れ的に受けなくなって来ているので一時期に比べてこういった防水系の素材を使ったシュラフは減ってきてますね。何故かというと、無雪期には重いのに防水性がなく結露しやすいというデメリットしか目立たないからです。それに雪山専用として買えるだけの経済力を持った人がそれほどいるとも思えませんし(笑)
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- nateom
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冬山をやらない人間が回答するのも何ですが・・・ (1)温度差があるから結露すると仮定していますが、氷水の入ったコップを湿度のある空気に触れると結露するのは確かなんですが、シュラフカバーの内外を水蒸気は透過できるので、違うのではないでしょうか。ゴアテックスの雨合羽を着ていて、体温より外気温が低いと結露する、ということはないですし。 個人的には、(1)テントがシングルウオール、外が雨、テントの外側の撥水性能が落ちている、テント内で煮炊き、テントが結露、さらに氷点下の気温で凍る、外に雪が積もる、などいくつかの悪条件があって、テント内の湿度が100%近くなり、シュラフカバー内の湿度がテント内に出て行かなかった。(2)シュラフが厚すぎて、体からの水蒸気の蒸散量が、シュラフカバーの透湿性能を超えた。(3)シュラフカバーは実はすでにお亡くなりになっている(透湿性能がオシャカになっている。洗濯していないとか、油をべったりつけちゃったとか。)あたりが考えられます。(2)じゃないでしょうか?シュラフをもう少し薄くすれば解決では? PUFFですが、ゴアウインドストッパーを使っている分、シュラフの外に出て行く水蒸気は減りますので、御指摘の通り、シュラフが湿気やすいのでは?しかもダウンなのでぬらすと保温性下がるし、裏返すのでしょうけど、乾燥も大変そうです。(もってないのでいいかげんな意見ですが) (2)PUFF、たしかに防水ってカタログにあるので驚いた記憶があります。防水なんていう乾燥が面倒なシュラフを作るのはニッピンが昔やっていた(今はカタログからも落ちた)だけかと思っていました。 でも、イスカがカタログで防水といっているゴアウインドストッパーってゴアと名前がつくけど正確には防水ではないです。メーカーもhttp://www.isuka.co.jp/main/faq/の4番目に書いてます。 「ゴアウィンドストッパ-は程々の防水性はありますが、透湿・通気性をより優先した素材です。完全防水ではないため、高度の防水性をお求めの場合には、シュラフカバ-などの併用をおすすめします。 ただ、悪天時に雨や雪が直接降りかかる状態で使用されるケ-スは非常に稀だと思われます。 例えば雨中のテント泊や沢の近くなど、特に湿気が多い状況下では、通常の寝袋であればダウンの濡れを防ぐためにシュラフカバ-などがあった方が良いのですが、ウィンドストッパ-モデルでは単体でのご使用が十分に可能です。」 程々って何?と言いたくなりますが、防水性というより水をはじく撥水性に近いのではないでしょうか。ゴアテックスジャパンのホームページでもhttp://www.windstopper.jp/technology/index2.htmlの 「耐水・雪性能」のところをみると、そもそも防水ではなく耐水という言い方をしていますし、本文でも。 「水や雪を『はじく』性能があります」となっているとおりです。 直接水が当たったりして圧がかからなければよいでしょうけれど、縫い目からの浸水があることや、中身がダウンなので濡れたらその山行は終了になることを考えると、私なら、値段もお高いシュラフですので、単体でもっていく気にはならないです。ツェルト泊では、マットの状況などにもよりますが、下手すると水の上に寝るような状態になったときは体圧でぬれちゃうんじゃないかと。 想定できる利点は、縫製にもよりますが、ダウンが飛び出しにくくなることと風に強いこと。ちょっと持ち上げるのは重いので私は使わないけど、晴天の富士山の山頂とかで強風に吹かれながら御来光を待つとかにはいいかも。でもテント内メインで使うシュラフにどこまで防風性って必要なんだろう・・・。 欠点は濡れたら乾燥するのに普通のダウンシュラフより時間がかかると想定されること、余計なメンプレンがついているので重いこと、だと思います。 すなおに、防水のためならイスカエア+シュラフカバーを選択した方がよいような気がします。
お礼
丁寧な解説ありがとうございました! パソコンの故障によりお礼が遅れました。 申し訳ありません。 おおむね私の疑問も解決できました。 ありがとうございました。
- nateom
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冬山をやらない人間が回答するのも何ですが・・・ (1)温度差があるから結露すると仮定していますが、氷水の入ったコップを湿度のある空気に触れると結露するのは確かなんですが、シュラフカバーの内外を水蒸気は透過できるので、違うのではないでしょうか。ゴアテックスの雨合羽を着ていて、体温より外気温が低いと結露する、ということはないですし。 個人的には、(1)テントがシングルウオール、外が雨、テントの外側の撥水性能が落ちている、テント内で煮炊き、テントが結露、さらに氷点下の気温で凍る、外に雪が積もる、などいくつかの悪条件があって、テント内の湿度が100%近くなり、シュラフカバー内の湿度がテント内に出て行かなかった。(2)シュラフが厚すぎて、体からの水蒸気の蒸散量が、シュラフカバーの透湿性能を超えた。(3)シュラフカバーは実はすでにお亡くなりになっている(透湿性能がオシャカになっている。洗濯していないとか、油をべったりつけちゃったとか。)あたりが考えられます。(2)じゃないでしょうか?シュラフをもう少し薄くすれば解決では? PUFFですが、ゴアウインドストッパーを使っている分、シュラフの外に出て行く水蒸気は減りますので、御指摘の通り、シュラフが湿気やすいのでは?しかもダウンなのでぬらすと保温性下がるし、裏返すのでしょうけど、乾燥も大変そうです。(もってないのでいいかげんな意見ですが) (2)PUFF、たしかに防水ってカタログにあるので驚いた記憶があります。防水なんていう乾燥が面倒なシュラフを作るのはニッピンが昔やっていた(今はカタログからも落ちた)だけかと思っていました。 でも、イスカがカタログで防水といっているゴアウインドストッパーってゴアと名前がつくけど正確には防水ではないです。メーカーも http://www.isuka.co.jp/main/faq/ の4番目に書いてます。 「ゴアウィンドストッパ-は程々の防水性はありますが、透湿・通気性をより優先した素材です。完全防水ではないため、高度の防水性をお求めの場合には、シュラフカバ-などの併用をおすすめします。 ただ、悪天時に雨や雪が直接降りかかる状態で使用されるケ-スは非常に稀だと思われます。 例えば雨中のテント泊や沢の近くなど、特に湿気が多い状況下では、通常の寝袋であればダウンの濡れを防ぐためにシュラフカバ-などがあった方が良いのですが、ウィンドストッパ-モデルでは単体でのご使用が十分に可能です。」 程々って何?と言いたくなりますが、防水性というより水をはじく撥水性に近いのではないでしょうか。ゴアテックスジャパンのホームページでも、http://www.windstopper.jp/technology/index2.html の「耐水・雪性能」のところをみると、そもそも防水ではなく耐水という言い方をしていますし、本文でも。 「水や雪を『はじく』性能があります」となっているとおりです。 直接水が当たったりして圧がかからなければよいでしょうけれど、縫い目からの浸水があることや、中身がダウンなので濡れたらその山行は終了になることを考えると、私なら、値段もお高いシュラフですので、単体でもっていく気にはならないです。ツェルト泊では、マットの状況などにもよりますが、下手すると水の上に寝るような状態になったときは体圧でぬれちゃうんじゃないかと。 想定できる利点は、縫製にもよりますが、ダウンが飛び出しにくくなることと風に強いこと。ちょっと持ち上げるのは重いので私は使わないけど、晴天の富士山の山頂とかで強風に吹かれながら御来光を待つとかにはいいかも。でもテント内メインで使うシュラフにどこまで防風性って必要なんだろう・・・。 欠点は濡れたら乾燥するのに普通のダウンシュラフより時間がかかると想定されること、余計なメンプレンがついているので重いこと、だと思います。 すなおに、防水のためならイスカエア+シュラフカバーを選択した方がよいような気がします。
お礼
丁寧な解説ありがとうございました! パソコンの故障によりお礼が遅れました。 申し訳ありません。 おおむね私の疑問も解決できました。 ありがとうございました。