まず、あえてローコードを使わずに、ハイコードのみに置き換えて弾くという方法があります。
しかし、今回は、「ローコードでのカッティング」というおたずねなので、
1.左の余っている指(たいていは小指)を使って、弾いた直後の弦をリズミカルに伏せる。小指が余るような押さえ方をしないとできません。Cコードなら普通に押さえて小指があまりますので、その小指でバレーをするような感じですべての弦に触れます、DやAやEコードは、この方法でカッティングできます。Gコードのように小指で第一弦を押さえて人差し指が余っている場合は、人差し指をバレーのように使って第二・三・四弦に触れて消します。そのときにタイミングを合わせて、押さえている指の力を抜いて第一・五・六弦をカッティングします。この動作を同時にやると、全部の弦がカッティングされます。
弦を押さえている指の力を抜くというより、裏側の親指の力を抜く気持ちのほうが上手くいきます。バレーコードのカッティングも同じです。親指の力をリズミカルに抜くようにすればキレイに消えます。
2.また、右手のたなごころ=小指側の手のひらの肉がお布団のようについた部分を使って、弾弦直後に弦の振動を止める方法もあります。この場合はダウン直後しか消せません。(アップのときは消せません)
この場合のコツは、「弾いてから触れる」というよりも、「触れてから弾く」くらいの気持ちのほうがうまく消えます。
いずれも、いきなりはできません。たくさん練習すればできるようになります。