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CUREの分からなかったところについて
- CURE(監督:黒沢清)を観て、分からなかったところや解釈についてまとめます。
- 高部が間宮から催眠術を承継したことが分かります。しかし、催眠術を会得した過程は不明です。
- 間宮が最初に催眠術をかけたのは佐久間だと考えますが、実際に自殺させたのはどちらなのかは不明です。
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質問者が選んだベストアンサー
こんにちは あくまで個人的見解としてですが・・・・ (1)高部は、間宮の催眠術を承継したと思います。 最後のほうに、ファミレスで、高部の担当のウエートレスが 高部のライターの火を見て、急に思いついたように (過去に催眠にかけられた人と同様に) ナイフを持って歩いていくので、誰かを殺しに行くのだと思いますが 高部が催眠術をかけたものと思います。 (2)間宮の事を調べに間宮の家に行ったとき、 古い映像を見たりしたときか 間宮を取り押さえたときに目が合っていますから、 そのときかもしれませんが。 あまり自信ないです。 (3)佐久間は催眠術に掛かったことに自分で気づき (無意識に壁に赤でXを書いたりして) 誰かを殺す前に自殺したのではないかと思います。 (4)他の加害者たち同様、高部が直接手をかけたのだと思います 奥さんを愛しているといっている反面、 非常に迷惑を被っていて、わずらわしかったのも事実で 本心を解き放って救済される(Cure)というこの催眠に掛かった結果、 殺してしまったのだと思われます。 だから、ラストで高部は何か吹っ切れたようにも見えるのかと 思っていました (5)予想もしないようなことなので 気づかなかっただけではと思いますが。 (6)青髭の話は、裕福な青髭と結婚した新妻が、 「開けてはいけない」と言われた部屋を空けてしまいます。 その部屋では、たくさんの先妻達が血まみれで死体となっていました。 見られたことに気づいた青髭は新妻も殺そうとしますが 新妻の兄弟に助けられ、逆に青髭が殺される、 という話だったと思います。 おそらく、その後の大量な猟奇殺人への暗示や、 「開けてはいけない」と言って妻達を試しては 裏切られたと思い妻を殺していった青髭の気持ちの複雑さが この話の、普段は愛している、仲がいいと思っているのに 無意識に何らかのわだかまりを持っていて、 催眠にかかって気持ちを解き放って殺してしまうという この映画の加害者達の気持ちの複雑さと重ね合わせているような・・ でも黒澤監督の作品は、ナゾを残すことが多いので、 いろいろ解釈できそうですね。 「CURE」の難解部分の解釈については、 いろいろなサイトで議論されていたと思うので、 調べてみるといいかと思いますよ。
お礼
回答ありがとうございます。 自分は物語を深く考えることが苦手なので、 cafeismさんのような他の人の意見を聞けて嬉しいです。 よろしければ、「CURE」の議論をしているサイトを教えて頂きたいです。 自分でも検索したのですが、なかなか見つかりませんでした。