*翡翠ヒスイ軟質・硬質の違い
中国人商店の場合、中国で言うところの"玉"と翡翠は混同しています、
“玉”は総称して美しい石、鉱物的には ネフライト=軟玉翡翠 です。
本来の翡翠ヒスイは ジェダイド=硬玉翡翠 です。
かつて、Jadeに翡翠と訳語を充てて以来、日本・中国において混同されています。
中国人関係一般市場では翡翠と称する商品、それも手ごろの価格の物は99%ネフライト="玉"です。
*"玉"は翡翠にあらずですが、"玉"としての美や彫刻加工の余裕度もあり、
歴代王朝でも重用されてきた伝統的芸術品です。
色や外観、大きさ、価格などの幅が広く、翡翠より安いので楽しめます。
質のよいものは資産価値も充分あります。
付記:"玉"は"ぎょく"です"たま"ではありませんのでご注意を。
*翡翠と玉の見分け方
素人には難しい、いくつも自分の目で見た経験がないと困難です。
・翡翠の方が、硬く透明感があります。特にミャンマー産のものは緑が濃いが、
一般には白に近い青緑色が多い。黄・黒・桃etc.色は多彩です。
・玉も色は多様です。翡翠よりも透明度は低いのですが、一般的性向ですから、
経験がないと見分けは困難です。
勉強も兼ねて、ネットでチェックされるとよろしいかと思います。
*中華街の店頭でご覧になったものが乳白色、$85とのことですが、多分玉でしょう。
品位の低い翡翠の可能性もありますが。
なぜならば、
(1)そもそもバングルのサイズで翡翠が$85は考えられない。
(2)本物の翡翠は大きな石は超貴重品。
*提案:玉=軟玉翡翠 でもバングルとして遜色はないと思います。
そもそも翡翠など大金持ちの持ち物で一般の市民の持ち物ではありません。
買うとしても小さなペンダントトップが精一杯でしょう。
印鑑などでしたらやや品質が下がるものでもよいので入手可能な価格です。
土産に頼まれたならばなおさらです、本物の翡翠をなどと無理はしないことです。
中国人は伝統的に玉の製品を、金持ちは高級品をそうでない人はそれなりの品を
身に着けています。私も家族に買い求めましたが玉は美しく全く問題ありません。
中華街個人商店ならば$85の言い値は、不慣れな人でも$60までは値引きできますよ。
おそらくは大事な女性の要望なのでしょうけれども、彼女は翡翠のことを本当にご
存知でそのようにおっしゃっているのでしょうか。
どうしても本物の翡翠ということならば、小さな物をきちんとした店で求めることです。
貴方が見て是は素敵だと思う品ならば、玉製品で充分、遜色はありません。
玉は魔除けと平安そして幸せを招くので、故宮他王宮の礎石に使われているのですから。
お礼
何度もありがとうございました。 結局、どのお店を見ても怪しさ満載だったので購入は見合わせました。 まず証明書を皆さん自作されると言われます。 かなり濃い紫のバングルをどこのお店でも扱っていました。 緑と並んでよくある色のようです。 本当にありがとうございました。助かりました。 お元気でお過ごしくださいませ。