拡張性が魅力のパワーマックですが、購入時の考え方としては、「増やすこと」(増設)と「加えること」(拡張)のできる部分は妥協して、「取り替えること」(交換)しかできない部分と取り替えることのできない部分はなるべく妥協しないことでしょうか。
「増やすこと」(増設)、「加えること」(拡張)ができる部分はメモリ、HDD、各種PCIカードなどです。
例えば、メモリスロットは4つあり、空いた3つのスロットに3枚追加できますし、HDDも3台追加可能です。PCIスロットにはサウンドカードなどを加えて新しい機能を拡張・追加することができます。
これらのスロット数は全モデル共通なので、妥協してかまわないと思います。
次に、「取り替えること」(交換)しかできない部分ですが、
CPU(3次キャッシュ)、ビデオカードなどがこれにあたります。
1つしか搭載できない(というか必要の無い)ものなので、新しいものに交換すると、もともと載っていたものが余ってしまいます。(オークションなどで売れますが。)
ちなみに、内蔵ドライブは1台増設できますが、コンボドライブのモデルにスーパードライブを増設した場合、コンボドライブで出来ることは全てスーパードライブでも出来ちゃいますので、コンボドライブの存在価値が薄れます。CDを複製するときは非常に便利ですけどね。
最後に、取り替えることのできない部分ですが、システムバス、メモリの種類がこれにあたります。
最下位モデルはシステムバス133MHz、メモリの種類はPC2100 DDR SDRAMで、その他の上位モデルは167MHz、PC2700 DDR SDRAMとより高速な規格が採用されています。
しかしながら現行のPowerMacでは設計上その高速な規格を全く活かしきれていないようなので(あまり詳しくは知りません)無視してもかまわないかもしれません。
私個人的にはそのまま使うにしても、将来拡張するつもりでも、真ん中の1.25dualがいいと思います。