起動しなくなると言っても、電源投入し、最初のポスト画面(IDEやメモリーなど、デバイスの認識をする画面)も出なくなる場合と、ここはすんなり通るけど、OSにバトンタッチする事が出来なくなる場合とあります。
>「BIOSの設定を間違った場合、最悪起動しなくなるという事も起こりえる」
勿論ありますよ。例えば、メモリーの設定。メモリーの自動認識のままならOKでも、BIOSで、そのアクセスタイミング関連の設定のCas LatencyとかRas to Cas、Ras Prechargeとかのタイミングを早めた時、メモリーがそのタイミングに追従出来なければ、ポストにも入れない事もあるし、ポストの時はあまりメモリーに負荷が無いので、そこは通過してもOSに入った途端再起動したり、OSは起動しても、3Dゲームとか、負荷のより大きくなった時落ちるとか、メモリーがどれだけ"ギリギリ"の状態かによって、出る症状も違います。
グラフィック関連の設定でも起きます。例えば、AGP FirstWrite
などを有効にすると、ポストは通りますが、OSに入り、グラフィックカードのドライバーが適用される時点で落ちる場合もあります。これは、マザーのチップセットを主とした、デバイスの環境によっては起こりえます。
出荷時と言うのは、BIOSの設定で、Default Loadedを選べば、BIOSを弄る前の状態になると言う事です。またオーバークロックなどをしたり、上にあるようにメモリー設定を速め過ぎて、BIOSその物も起動しなくなったりした時は、CMOSクリアと言う作業になります。
大抵のマザーには、電池のそばにCMOSクリアジャンパーと言うのがありますから、完全に電源を遮断した状態でジャンパーを入れ替え、電池の力で"強制的"にCMOSを初期化(クリア)します。ただ、場合によってはこれではクリア出来なくなる事もあります。この場合は、ジャンパーを通常位置にして、電池を抜きます。この時間ですが、場合によっては2.3日放置しないとクリア出来ない事だってあります。何度も経験しています。
★BIOSとCMOSは、物理的に別の物ですのでご注意。BIOSにはデバイスとの関係を作るプログラムが格納されていて、CMOSには、BIOSの設定をした関係の内容が格納されています。CMOSは現在殆どのマザーで、サウスチップ内にありますので、目で確認する事は出来ません。
★バイオスの更新とは、BIOSロムに格納されたプログラムを別の更新されたプログラムに入れ替え(フラッシュ)する事です。
BIOSのプログラムまで弄くり、飛んだBIOSロムを、全く型番の違う別のマザー復旧させたり、弄くり倒しています。ハード弄りの面白さは、バイオスを自由自在に操る事でもあります。adagoさんもしっかり覚えてPC廃人の仲間になりましょう!(爆