声優の学校の事務局にいたことがあります。
声優と言うと、「声」の商売だとおもいますね?
違うんです。声優になりたければ、役者になることです。
「見た目じゃない、声だ!!」
でなく、見た目も重要なのです。
目医者になりたい人は、目の勉強だけすればよいか・・・?
いえ、一旦、医者になってから、眼科の勉強です。
同じく、声優は、役者の一部ですから、まず、役者にならなければ、ならないのです。体も鍛えなければ、セリフはいえません。
外国映画の吹き替えの際に、似たような体格の人だと、声が合います。
才能は、とにかく、人の心を動かす実力です。
自分ワールドに、人を引き込むためには、ぐずぐずしてない、目がかがやいている、人を幸せにする気持ちがあることです。
才能が・・・とか、努力でカバーできるか・・・なんて、考えていたら、すでにアウトです。本人がグズグスしているのに、他人が「いいえ、あなたは才能があるから。」と、引き上げてはくれることはありません。
迷うことなく、「私はなる。」いう、イメージを発散させていなければ、チャンスすら、おとずれません。
それでも、才能があっても、デビュー出来ないことも多いばかりか、たとえなっても、収入は安定しません。
一見、たのしそうで、大した職業ではありません。
この頃、プロの声優よりも、テレビタレントを起用する方がふえています。副業としてでなければ、なかなか、収入面でやっていけません。