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冷蔵庫のラジエータは何故内装式になったのでしょう
多分、恐らく10年位前までほとんどの冷蔵庫放熱ラジエーターは外装式でしたよね。しかし、冷蔵庫背面がスッキリするようになってどの位になるのでしょう。 冷蔵庫を取り巻くライフスタイルの変化(と云うか、台所の変化・・ビルトイン冷蔵庫・・なのか?)も、その一つとは思います。 内装式になった理由は、想像するに、コストダウンが一番の原因だとは思うのですが、熱効率を考えると外装式の方が良いのでは・・と思えてなりません。 実際のトコロは何なのでしょうか。やはり効率は悪いのでしょうか? 出来れば開発に関わった方のお話しが聞きたいです。 よろしくお願いします。
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開発ではありませんが、メーカーでサービスを行っていたものです。 冷凍サイクルにおける放熱器はラジエターではなく、正確には凝縮器なのでコンデンサと言います。 (冷却器は蒸発器でエバポレーターです) 冷凍サイクルでは第一に考えるのが、サイクル内部での冷媒の状態であり、蒸発器では液体から気体へ、凝縮器では気体から液体へ変化させるために、このような名称になっています。 ご質問の件ですが、現在は業務用を除いた殆どの家庭用冷蔵庫でコンデンサを本体に内蔵しています。 この流れは25年ほど前に始まっています。 冷蔵庫は中の冷気を閉じ込めるために断熱材を使っているのはご存知と思いますが、断熱材だけでは閉じ込めきれないことはあまり知られていません。 閉じ込められない冷気は、断熱が弱い部分から外に逃げようとします。 これはドアパッキンとその周囲に集中することになります。 冷気が逃げると、結露が発生します。 コップに冷たい氷を入れると周囲に露が付きますよね、あの現象が冷蔵庫のドア全部で発生するのです。 これは大変に不都合なので、冷蔵庫のドア周囲にはヒーターを組み込んでいました。 つまり、冷やすために電気を使い、結露防止で電気を使っていたのです。 これは大変電気の無駄なので、コンデンサーの放熱をヒーターの代用にしました。 コスト面から見たら、コンデンサーは後部にあったほうが安いのです。 冷蔵庫の箱に配管する技術は高度であり、箱の中での冷媒のリーク(漏れ)が発生したら修理ができませんから。
お礼
車用冷凍サイクル部品の名称も「コンデンサ/エバポレータ」でしたね。 30年以上前の冷蔵庫でも扉部分まで冷媒回路を迂回/延長して放熱(加温して)対処していましたね。 やはりコンデンサは外部に有った方が熱効率は良いのでしょうねぇ。 リーク・・小型冷蔵庫で経験有ります。背面パネル鋼板を無理矢理剥がした所、腐食に因りピンホールが有りました。原因は・・腐食具合から電食としか思えませんでした。 ご回答ありがとうございました。