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ビートルズが売れた理由がいまいち分かりません
ビートルズはStrawberry Fieldsとその他いくつかが好きですが、 全体的に何故あそこまで売れたのかが良く分かりません。 アイドル性だとかキャッチーなメロディとか色々あるでしょうが、 社会的現象になるまで売れたのは一体何故でしょうか? Amazonのレビューを見ると、ロクに歌詞の意味も分かっていない 日本人が、「ビートルズはいい。何故なら、ビートルズだからだ」 などと半ば宗教のような盲信をしていることに疑問を感じました。 少なくとも水の高き流れにつく、というような人を除いて 本当にビートルズの良さを自分の言葉で説明できる日本人は どれくらいいるのでしょうか?
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僕は中学生の頃にビートルズにはまってよく聞いていました。 ビートルズが解散して10年経った頃、第二次ビートルズブームがあったのですがその頃です。 一言でいえばビートルズは「ロックを大衆化した」グループだと思います。 50年代に活躍して彼等がコピーしたチャックベリーやリトルリチャードといったR&Bは黒人特有の癖が強く人種差別も背景にマニア受けするレベルに留まっていました。 またプレスリーをはじめとする白人ロカビリーもまだ大衆受けするレベルまでには至らず音楽としては発展途上に感じられていました。 それをビートルズが加工することで聞きやすく女性でも子供でも受け入れることが出来たのだと思います。 ただ彼等の演奏はけして上手いとは言えず当時でも素人に毛の生えた程度でしたしルックスでも他のアーティストに比べてアイドルとして優れていたとは思いません。 また音楽についても世界ツアーを止めてからの67年からはアルバム製作が中心でしたが、まとまり性がなくなりメンバー個人のマニアックな音楽になっていました。 通称ホワイトアルバムの時には既にビートルズというグループとしてではなくメンバーが勝手に作った曲を勝手に録音するという感じでした。 68年頃にリアルタイムで見ていた人からの話として「音楽番組でビートルズを取り上げられると『へえまだやってたんだ』という感じだった」と聞いています。 正式解散の2年前くらいからメンバーのほとんどはビートルズとしての活動には興味がなくなりビートルズのアルバムに提供する楽曲は手抜きが多くなっていました。 それなので「ビートルズ」としての魅力があったのは前期から中期の62年から66年くらいであり、67年からはポールの「ヘイジュード」などの代表曲はあっても余り魅力あるものではありません。
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サザンもミスチルもU2もオアシスもみんなビートルズのコピーバンドですよ。 彼らだけでなく現代のポップミュージック、J-POPのほとんどが彼らの曲作り、作詞、編曲など 多大な影響を受けています。 ビートルズなくして現代のポップシーンはありえなかったわけです。 ビートルズが偉大なのは彼らが元祖でありオリジナルだからです。 創業者は尊敬されるんですよ。松下幸之助とかエジソンとかと同じく。 とにかく時代を作ったのが彼らなのです。現代の自由な文化はすべてそこからはじまってます。 ビートルズだけとは言いませんが彼らがほぼ中心になって現代のファッションや若者文化の基を 作ってきたのは間違いないです。 歴史上、若者がはじめて体制や大人に意見できるようになったんですから革命といっていいかと思います。 あなたが現在当たり前だと思ってる長髪やらファッションやら音楽やら思想なんかは もとをただせばだいたいビートルズに行きつくはずです。 彼らがいなければアップルコンピュータもIPODもなかったかもしれませんね。 いまだにテキストベースのDOSパソコンだったかもしれません。 歌詞の意味理解してない人も中にはいるかもしれませんが、詞を注目して聴いてるリスナーも たくさんいますよ。 ちょっと質問者さんは偏ってると思いますね。私は彼らの詞に散々勇気づけられて来ましたよ。 訳詞でも構いませんのできちんと詞にも注目してぜひ聴いてください。 曲が素晴らしいだけでないことがわかるはずです。
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- LB05
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もしかして、御質問者様は若い世代の方ですか? ん~とすると、単なる一ポップスに過ぎないビートルズの音楽が、何故あれほど売れたのか、理解は難しいでしょうねぇ。 >社会的現象になるまで売れたのは一体何故でしょうか? 社会現象になるまで売れただけではなく、ビートルズが社会現象を『作った』のです。 ビートルズの社会への影響を理解する為には、彼らの音楽を聴くだけではダメです。それまでの若者文化や世相を理解する必要があります。 ビートルズが売れた理由は多岐に渡るのですが、まだ回答されていない点を幾つか上げてみましょう。 ※ビートルズ以前のポップスとは、今日では『フィフティーズ』として分類される、いわゆるロックンロールやブギーが大勢を占めていました。 グリース(ポマード)をベッタリ塗ったリーゼントやポニーテールで、コンバーチブルのピンクのキャデラックを乗り回すのがサイコーにクールだった時代です。 今日想像されるのと同様に、これらはやや『不良』のイメージであり、勿論いつの時代も子供達は反体制的なモノにあこがれますが、オトナ達がよろしく思わないのもいつの時代でも同じです。 更に・・・ロックン・ロールのミュージシャンの多くが黒人で、しかもその音楽は黒人奴隷階層発祥の『デルタ・ブルース』を下敷きとしていたところが事態を更に深刻化していました。当時の世相(つまり人種的偏見)を考えるに、白人の家庭で、自分の子供達が黒人ミュージシャンや黒人音楽に熱狂するのを見過ごせる親はあまりいなかったでしょう。 ※そこにビートルズが登場しました。初期のビートルズ自体は当時の『小僧バンド』の例に漏れず単なるロックン・ロール・バンドでしたが、彼らに目を付けマネージャ契約を申し出たブライアン・エプスタインは、ビートルズを世界的に売り出すに当り『髪を切れ』『ステージではスーツを着ろ』と、『白人のお坊ちゃん』風に見える様な清潔なファッションを強要しました。 このエプスタインによる戦略が、当時の中高生(=反抗的なガキども)に留まらず、その後フツーのオトナ達にも受け入れられる様になる土壌を作ったと言っても過言ではないでしょう。 ※音楽的にも、彼らは変化しました。 ビートルズも初期にはロックン・ロール・ナンバーを盛んに演奏していましたが、やがて今日知られる様な、ロックとも歌謡曲ともフォークともつかない独特の音楽を制作し始めます。 この点は今日ではあまり強調されませんが、黒人音楽の代表の一つであるブルースからの決別は、より多くの『フツーの白人』ファンの獲得に貢献したと考えられます。 これは、ビートルズとほぼ同時期に英国でプロデビューを果たしたローリング・ストーンズやステイタス・クォーが、音楽的にブルースを下敷きにした『ブルース・ロック』『ブギー・ロック』から脱却出来ず、それぞれすごい曲を持っていながらも世界的にはビートルズほどは成功出来なかったという事からも判ります。もっとも彼らにしてみると、儲かると言う理由でブルースやブギーから脱却する気などサラサラ無かったでしょうが。 ※やがてビートルズは、若者のカルチャー(どころか、若者の生き方そのものと言ってもよいかもしれません)に影響を与え始めます。 反戦・平和主義とドラッグ・カルチャー、そしてそれらを包括したヒッピー・ムーブメントです。 クリーンなイメージ作りで世界進出を果たしたビートルがドラッグを広めた、というのは甚だ不思議な事ですが、当時の若者にとってドラッグは、単なる違法薬物ではなく、精神世界を探究する一つの手段だったと見なせます。 ドラッグによる、ある意味『宗教的』『哲学的』命題への探究と、その結果得られたヒッピー文化は、ビートルズの音楽に隠された哲学的メッセージにより一気に拡大します。(要するに、ヒッピー・ムーブメントの教祖の一つがビートルズになってしまうワケです。) 今日、北米の若いパンク系ミュージシャンの中には、ジョン・レノンを『アメリカの若者社会にドラッグ文化を持ち込んだ張本人』と非難するヒトもいるほどで、ビートルズによる若者文化への影響は、我々極東の住人には容易に想像出来ないほど大きなモノだったと思われます。(もっとも、北米には既に『グレイトフル・デッド』というヒッピー文化そのものと言ってよいバンドがおり、別にビートルズがヒッピー文化を始めたワケではありません。上述したレノンへの非難は、『正論ではあるが真理ではない』と思いますが。) ・・・その他、エプスタインの前例の無い商業戦略とか、ビートルズの作品の芸術性とか(曲そのものばかりでなく、アルバルの制作方法とかアルバムに則て作られた映画とか)、更には当時のイギリスの経済状況とか(ホントに一国の経済に、一介のポップスバンドが関わっていたのです)、ビートルズが地球規模の社会現象を巻き起こした理由は色々ありますが、長くなるのでその辺りはハショります。 ま、要するに、ビートルズが売れた理由は、曲がよい/悪いだけに起因するモノでは無いという事です。 商業的戦略も見事ですが、特に自分は、当時ビートルズが多くのヒト達に受け入れられた理由に関し、連中の音楽が持つメッセージ性と、当時の若者(を含む社会全体)への影響を考えることが重要だと思います。(『Strawberry Fieldsとその他いくつかが好きですが』との事ですが、Strawberry Fieldsの歌詞にどのようなメッセージが込められているのか、自分なりの解釈が出来ていますか?) もっとも、これはビートルズに限りませんが・・・‘60~70年代の音楽は、邦楽でも洋楽でも何らかのメッセージ性を持ち、またリスナーがそれらを自分なりに解釈することにより曲を理解していました。 端的に言って非常に理屈っぽくウザい話ですが(ワタシ自身、ヤク打ってラリってるヒッピーどものアタマの中を理解したいなどとはケほども思いませんが)、ファッションや流行だけでなく、若者の『生きざま』にまで音楽が影響を与えた時代が、確かにありました。そしてその指針となった代表的なバンドがビートルズでした。 >本当にビートルズの良さを自分の言葉で説明できる日本人は >どれくらいいるのでしょうか? そもそもビートルズの『本当のよさ』とは、一体誰に判るのか?という疑問はありますが・・・特にレノンが射殺された後にビートルズを知った世代は、少なくともオンタイム世代が共通認識として持っていたビートルズの『メッセージ』が、全くと言ってよいほど判ってないでしょうねぇ。 でも若いビートルズ・リスナーは、それでよろしいんぢゃありませんか? 勿論、ジョンとヨーコを理解する為にヒッピーをやってみるとか、ジョージを知る為にインドに修行に出るとか、リンゴのマネしてタコと遊ぶのもいいでしょうが、一方曲を聞いたヒトが『なんかスキ』と感じるだけでも、ファンと名乗るには十分でしょう。 音楽やその作り手を理解しなければファンを名乗る資格が無いということはありませんよ。音楽のよい/悪いの判断基準は、ヒトそれぞれです。 所詮音楽ですから。
親しみ易さのひとつにコピーし易い、というのがある。 カム・トゥゲザー、ゲット・バック、サムシング、ヒア・カム・ザ・サンなんてのは当時バンドなんかやった者は、どれかはコピーしたんじゃないかな。 簡単にコピーできて、誰もが知ってるあるいは聴いたことがある曲ってのは、よほど下手でない限りはウケる。 簡単で親しみ易い、かつメロディアス、リズミックで、やっていて、聴いていて楽しいのが彼らの音楽の特長だ。 音楽の内面に突っ込んでいくよりは、人の輪を呼び、踊りシャウトし発散する。まあ君がそういうのが嫌いだったらしょうがない。 革新性もあったわな、今時の人が聴いたら?だろうが、サージェント・ペパーズ~、当時としてはこのアルバムは革新的だったと思うよ。
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ご回答ありがとうございました。参考になりました。
>社会的現象になるまで売れたのは一体何故でしょうか? 第2次世界大戦が終了して、 戦勝国の経済成長とともに、 エンターテイメントも一般大衆化して、 ティーエイジャーが楽にラジオ、テレビ、レコードに手を出せたから。 そのティーンエイジャーが喜ぶようなエンターテイメントを七三分けのおじちゃん達が一生懸命に考えて金儲けとして作ったし、 お金を払って興業した媒体会社が大きくなっていたから。 ビートルズの音楽性以外の要因もあると思います。 >本当にビートルズの良さを自分の言葉で説明できる日本人はどれくらいいるのでしょうか? 「正解」が無いのでなんとも。。。不明です。
お礼
ご回答ありがとうございました。参考になりました。
- Us-Timoo
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私もビートルズは好きですが狂心的なほどではありません。 ビートルズは、あの時代に それまでの50年代の音楽になかった要素を 大胆に取り入れています。 また、音源がモノラルからステレオへ 移行した時期でもあったので そのステレオの特性を使った楽曲をだしたりもしています。 当時の若者世代には、それらの楽曲や アーティストであるビートルズに カルチャーショックに近い衝撃を 受けたのは間違いありません。 専門家ではないので、 これ以上の講釈は無理なので ご勘弁ください。 ただひとつ言えるのは 日本のポップスやロックの音楽界は ビートルズの影響を大きく受けたアーティストが 楽曲を作っていたり、現在ではプロデュースしている ひとがたくさんいるということです。 ご参考までに
お礼
ご回答ありがとうございました。参考になりました。
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