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VHSとS-VHSの3倍
先日S-VHS機の3倍モードでのメダカノイズについてお尋ねしたものですが、VHSの3倍ではノイズが出ないが、S-VHSの3倍だとノイズが出る というのは何かわけがあるのでしょうか? より高画質を目指したSにおいてノイズが多いという不具合に困惑してしまいます。 このようなノイズに対してヘッド幅の狭さによるトラッキングのシビアさ等の指摘がみられますが、ノーマルの大して高品質でないVHSテープ においてなんら3倍モードの不利が感じられないので、口実にしか思えません。 ちなみにS-VHSテープは保管に留意した90年代中ごろの高級テープといわれたものを使用。数回目の録画になります。
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確か先日も回答した者です。 No.1の方がほとんど適確な回答をなされていますので補足です。 S-VHSはかなりムリをしたフォーマットです。 ヘッドの品質向上とテープの性能向上、さまざまなノイズリダクションを併用することで、VHSの約2倍の周波数の信号を記録できるようにしています。 標準モードは多少余裕があるのですが、3倍モードに関してはヘッドの性能が追いつかず、S-VHS開発当初から各メーカーとも苦戦していました。なので初期製品のS-VHSの3倍モードはザラザラの画面で反転ノイズも散見される、それは見るも無残な画面でした。VHSの3倍モードの方が見易く画質が良いという逆転現象が発生していました。 S-VHSの3倍モードが向上するには、更なるヘッドの品質向上(アモルファスやセンダストなど高周波の信号を扱うのを得意とする材質。主にメタルテープ用に材質を変更したメーカーもありました)と、デジタルノイズリダクションの併用で何とか標準モードに近づくことができました。 一時期ビクターは苦戦するS-VHS-Cのテコ入れのために、オートトラッキングが普及したので、真剣に3倍モードのビデオソフトの投入を検討したことがありましたが、3倍モードのトラッキング精度とS-VHS3倍モードのヘッドの磨耗による信号劣化の早さから断念しました。 高い周波数の信号を記録・再生するためにはテープの性能もさることながら、ヘッドの性能が重視されます。 ところがヘッドが磨耗してくると、この高い周波数の信号を扱い切れなくなります。またテープのトラックを正確にトレスできなくもなります。この両者が複合して信号の欠落が生じてメダカノイズや反転ノイズが出るようになります。 VHSはS-VHSに比較して扱う信号の周波数は2分の1です。S-VHSのヘッドは余裕でこの周波数の帯域は扱えます。なので多少磨耗しても、テープが低品質でも多少トレスに不具合があっても、信号の欠落はしばらくは発生しません。 このようなノイズの発生はテープの問題ではなく、ヘッドの状態で発生するものです。 なのでヘッドを交換すればノイズは消えます。但しトラッキングが正確に合うかどうかは別問題となります(狭トラック故に、以前録画したテープのトラッキングが合わないことはしばしばあり得ます)。
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- Skygrif
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ヘッドが摩耗し、テープの情報のトレースが正確にできなくなってくると トレースすべき情報が多いS-VHSのほうが、影響が先に出るのでそのようになるのだと思われます 特に3倍はトレースがシビアなため、とくに一番最初に影響が出ます そのまま使っていると S-VHS三倍→S-VHS標準→VHS三倍→VHS標準の順番で同じようにメダカノイズが発生します 根本的な解決方法は、メーカーに送ってオーバーホールを受けることです V900はヘッドアンプ等のアース不良でカラーノイズが発生する不具合の ある機種ですので、思い入れのある機種でしたらみてもらうことをおすすめします。
お礼
Sの3倍から不具合の出る理由が分かりました。 ありがとうございます。
お礼
3倍の読み取りがなぜシビアなのか納得しました。 ありがとうございます。