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米ドルTCの有利な買い方は?
2009年6月末までは、セシールだと手数料が0.5%だったものが1%以上値上げされました。 2009年7月現在で、有利な米ドルTC換金場所はどこでしょうか?
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- Umada
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トラベラーズチェック(以下TC)を取り巻く環境はこの1、2年で急速に悪化しています。この7月から発行手数料の値上げ(典型的には2%)があったばかりですし、取扱店を大幅に減らしたり販売自体を取り止めたりする金融機関も少なくありません。換金についても有料化や手数料の値上げが目につきます。 さて「なるべく手数料を抑えてTCを入手したい」ということならば、現時点での最善解はシティバンク銀行と考えます。口座を持っていれば発行手数料は不要です[1]。外貨預金をTCで払い出すこともできるので、円高の折を見て外貨預金し渡航前にTCで引き出すといった活用法もあります(*1)。換金も、日本で口座を持っていれば海外のシティバンク支店でも原則無手数料でできます(*2)。私はこの方法を10年以上利用しています。 また口座を持たなくとも、No. 1のお答えのように「シティ プラチナカード」「シティ ゴールドカード」のいずれかのクレジットカードを保有していれば、シティバンク銀行でのTC発行手数料が無料になります[2]。ただし年間の購入額に制限がつきますし、カード年会費も高め(最低6,300円)です。 シティバンク銀行で口座開設する場合は「口座維持手数料」に注意が必要です。シティバンク銀行では口座残高が一定の基準を割ると月2,100円の口座維持手数料を徴収されます[3]。ただしこれは、シティバンクに最初に作る口座を「eセービング口座」[4]とすることで回避できます(*3)。もちろん、基準以上の資金を口座に残しておく方法でも構いません もう一つ注意すべきは、日本ではシティバンク銀行の支店[5]は少ない上に偏在していることです。外貨預金はインターネットバンキングでもできますが、TC発行は窓口でしか扱っていません。お近くに支店がなくTC発行のたびに遠方まで出向くとなると、いくら発行手数料が無料でも交通費で損してしまいます。 シティバンクで、口座を持っていない場合のTC発行手数料は現時点で1%です[1,3]。この数字はこれまで他行と横並びでしたが、他行が軒並み値上げしたので現在は相対的に有利になっています。三井住友銀行もWebサイトを見る限り「1%」のままです[6]。ただし両行とも今後、他行の水準(2%)に追随する可能性は残ります。 発行手数料の優遇は、手数料値上げと機を同じくして縮小・廃止傾向にありますが、一部の金融機関では1~1.5%程度に優遇していたり為替手数料を割り引いていたりします[7-10]。そのほか優遇については[11]にまとまった情報があります。 また以下は参考までに、過去に存在した優遇(発行手数料無料含む)で既に終了しているものです。 ・JTB JTBカード(クレジットカード)を持っていれば、米ドル建て・ユーロ建てのTCは発行手数料無料でしたが、まずユーロが無料の対象から外れ、その後米ドルも有料化さました。2009年7月時点での手数料は2%です。 ・さわやか信用金庫(東京) 米ドル建てTCに限り発行手数料無料でしたが、2009年7月より有料(2%)になりました。 ・セゾンカード (株)クレディセゾン発行のセゾンカードを持っていれば50%の割引がありましたが、この優待は2003年9月で終了しています。 ・三菱東京UFJ銀行 フィナンシャルワンメンバーズカード保有などの条件を満たすと手数料優遇がありましたが、2009年6月30日で終了しています。 【まとめ】 1. 日本国内で最も安い手数料でトラベラーズチェックを入手できるのはシティバンク銀行です。同行に口座を持っていればTC発行手数料は無料です。 2. シティバンク銀行は支店が少ないので、お住まいの場所によって利用しにくいことがあります。また口座維持手数料の回避についても考えておく必要があります。 【参考ページ】 ※シティバンク銀行のいくつかのページは現在、金融庁からの処分の関係で見ることができなくなっています。 [1] http://www.citibank.co.jp/ja/fcy/fcy_citibank_overseas/fcy_travelers_cheques.html [2] http://www.citibank.co.jp/ccsi/direct/overseas/check.html [3] http://www.citibank.co.jp/ja/bankingservice/servicecharges/index.html [4] http://citibank.co.jp/e-Savings/index.html [5] http://www.citibank.co.jp/ja/bankingservice/branch_atm/index.html [6] http://www.smbc.co.jp/kojin/sonota/tc.html [7] http://www.hokuyobank.co.jp/news/info/news_000751.html [8] http://www.yamagatabank.co.jp/point/grant/index.html [9] http://www.yamaguchibank.co.jp/personal/campaign/TC/ [10] http://www.keiyobank.co.jp/news/2009/info_20090710.html [11] http://www.yuiis.net/ja/bank/intl/exchange/camp.html *1 シティバンク銀行を利用する方法の変形として、シティバンク銀行で外貨を買って預金するのでなく、外国為替証拠金取引(FX)で外貨を買い付けてシティバンク銀行の口座に国内外貨送金し、その外貨を改めてTCで引き出す方法もあります。TC発行手数料はどのみち無料ですが、外貨を買う際の為替手数料が1米ドルあたり10銭前後と安いのでその分有利になります(シティバンク銀行は通常時で1ドル当たり1円)。ただし、為替の知識のある中級者~上級者向けです。 *2 アメリカでは多くの場所でTCをそのまま受取ってくれるので、換金法を気にしなくてよいのは申し上げるまでもありません。 *3 eセービング口座は口座維持手数料はかかりませんが、代償として一部の取引の手数料が割高に設定されています。
- matilda
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こんばんは。 今回の発行手数料値上げはAMEXの都合みたいなものですから、 今でも優遇サービスを行っているところは少ないと思いますよ。 手数料が無料だったさわやか信金も2%取るようになりましたしね。 私が知る限りでは手数料に関してはセシールトラベルがよいようです。 ただ、振込手数料もかかるので、少額の購入だと意味がないですね。
シティプラチナはいつでも手数料無料で交換できています。 シティゴールドでも上限20~30万までなら手数料無料だと思います。
お礼
レスがすっかり遅くなってすみません。 大変くわしいご回答をありがとうございます。