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エヴァンゲリオン序
エヴァンゲリオン序のDVDを借りてみたのですが 何でわざわざ作り直すのにTV版と同じ風に作ったのですか? TV版を何回も見ているので飽き飽きでした。 ヤシマ作戦からはほぼ書き直されていて感動したので、 それだったら初めからやれよと思ってしまいます。 何か理由でもあるのですヵ?
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ヱヴァ序のパンフレットに、ある程度、答えらしきものが書かれています。監督には「改めて気分を一新した現代版のエヴァンゲリオン世界を構築する」という意図があるようです。 中高生のアニメ離れに対して、彼らの世代に向けた作品を提供したいということでもあるようです。 まあ、その結果がTV版の焼き直し的作品になったことには賛否あるでしょう。私も監督の代弁者ではありませんから、「なんでもっと新しいストーリーを取り入れないのか」と言いたくもなります。 一方で、庵野監督のいう「同じ物語からまた違うカタチへ変化していく」という手法もわからないわけではありません。最初は同じ物に見えても、少しずつ変化していき、最後には全く違う結末に導こうということなのかもしれません。 おそらく、答えは「序」だけでは得られないでしょう。新劇場版と気長につきあって、最後にもう一度「序」の位置づけを見直すことになるのかな、と思います。 個人的には「序」の描写のほうが洗練されているので、作り直しはとりあえず正解だったように思います。 「破」はTV版とは別物といってもよいほど変質していますね。これを「序」とつなげて2作品の流れを掴むと、構成の意図はある程度推測がつくのではないでしょうか。 そのうえでなお、質問者様が「序」は「手抜き」あるいは「再度制作する意義を見いだせない」と感じられるなら、それはそれでよいと思います。エヴァが好きだからといって、みんなが同じ感じ方をするのもどうかと思いますので。 答えになっていないかもしれませんが、ぬるいエヴァファンの1人として、感じたところを書かせていただきました。