なるほどね,髪の毛を作るための材料,つまり,体内に吸収されている栄養が使えないかと言うことですね。(だったら,男性ホルモンの話や資源という言葉を出さなければわかりやすいものを・・・)
でも,これもたぶん無理です。
たいていの日本人男性の場合,薄毛やハゲの原因は,毛根の細胞分裂不活性化,つまり,体内に吸収されている栄養の不足と成長ホルモンなどの細胞分裂を司っているホルモンの不足が挙げられます。
ちなみに,体内に吸収されている栄養やこれらのホルモンは,どの場所にも均等に分配されているのではなく,生命維持にとって重要な場所から順次分配されていき,髪の毛のように生命維持にはほとんど関わりがない場所には,その他の場所に分配されて残っている残りカスのようなものしか分配されていません。
また,毛根だけがその影響を受けている場合は,意外と自覚することはないのです。(つまり,薄毛やハゲとしてはっきり現れないと言うことです)
そのため,薄毛やハゲに悩む人が,体中の体毛を永久脱毛したとしても,まず,先に髪の毛よりも生命維持にとって重要な場所で不足しているところから充填されていくことから,とても毛根へとまわされる分はないのではないかと考えられるのです。
体毛は,頭髪と比べますと,ものすごく細いですから,そのために使用される栄養は微々たるものですし・・・。
ですから,少なくとも「頭髪へと有効活用する」ことは無理だと思いますよ。
まぁ,栄養の話をするのでしたら,食事として摂取する栄養の調整を工夫した方が手っ取り早いですね。
食事としての栄養バランスを整えることはもちろんですが,食事を摂り始める時刻をだいたい同じにすることや,少なくとも1口あたり30回以上は噛むようにして食べることを心懸けたり,強いストレスを受けたときはそれよりも普段からやり慣れている仕事や得意な勉強などの弱いストレスを無理のない範囲で早めにわざと受けるようにしてストレス解消を早められるよう心懸けるなど,栄養の吸収率を上げる工夫をした方が,体内に吸収されている栄養の量もアップして,毛根も充分に活用出来るようになりますよ。
そうそう,体毛の永久脱毛などで「急に」余ってしまった栄養は,脂肪やエネルギーなどに変換されて脂肪細胞にstockされたり筋肉や脳で消費されてしまうと言う噂を聞いたことがありますよ。
ただし,一度,脂肪やエネルギーに変換されてしまいますと,タンパク質に再度変換されることはないそうです。
ですから,やはり,この件は無理だと考えるのが妥当だと思います。
補足
>ホルモンではなく資源を論点と考えています。 と書いてんのに、ホルモンを資源と捉えることはできないとか言い出すんだから 読解力の無さに驚きます。 最初から資源の問題として始めた質問で ホルモンが資源と呼べるかの問題として考えているのがGreenHair氏自身で 古典的なホルモンによる影響の話に終始するだけでは意味がありません。 体内で作る量が変わるホルモンの話ではなく たぶん、体外から輸入するしかない必須アミノ酸の話です。 まぁ、その頭髪に使われるものが すべて骨や筋肉にも皮膚にも使われるものであれば 資源のコントロールとしての脱毛はなりたたないとは思いますが… 特に体毛に多く消費される必須アミノ酸があるのであれば 140万本あると言われる体毛にまわしている場合では無いのではないかと考えています。