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鉄砲用のサイレンサーは弾丸のえり好みがあるって?
以前スナイパーが主役の小説[ジャッカルの日だったかな?]でガンスミスにサイレンサー付き狙撃銃の作成依頼をする場面で、サイレンサーが消音性能を上げる為には弾丸が音速を超えると具合が悪いって描写があったようなのですが、これは本当なんでしょうか? あと越えるとどんな音が鳴ったりするんでしょうか? 本場アメリカでも今では非合法品らしいので実際お目に掛かった方は少ないと思いますので、伝え聞いた話でも結構ですからご教授お願いいたします よろしくお願いいたします
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厳密に言えば銃器の世界では「サイレンサー」という単語より、「サプレッサー」という単語のほうが実情にかなっています。ただ銃器の本場であるアメリカでもそのどちらかを使うべきかでよく論争が起きていますし、日本で出版されているいくつかの専門誌でも迷っているようですね。とはいえやはり映画やテレビ、それに小説では圧倒的に「サイレンサー」を使っているので、この辺が「サイレンサー」派の強みでしょうね。 などと関係のない話から入りましたが、結論から言いますれば「サイレンサー」銃にするためには確かに弾の種類を選ぶことはあります。簡単に言えば、大口径の弾より小口径の弾のほうがサイレンサー向きだということでしょうか。 銃器の発射音の正体は発射ガスです。この発射ガスの出口は銃口はもちろん、リボルバーの場合は銃口以外でもシリンダーギャップからも発射ガスが漏れますし(映画などでサイレンサーを装着したリボルバーをよく見ますが、これは大嘘で絶対にありえません)、オートの場合でもエジェクションポートからもガスが出ることによって、銃声というものを複合的に構成しています。 この発射ガスが速ければ速いほど銃声は大きくなりますので、この発射ガスをいかに効率よく減衰させるかが、サイレンサーの性能と直結します。ライフルはもちろんハンドガンであっても、極めて例外的な銃を除けば初速(銃弾の発射速度)は音速を超えます。言い方を変えればいかに高価なサイレンサーを付けたとしても、銃口からの弾丸が初速で音速を超えていれば、その時点でこれはサイレンサーではないということです。 サイレンサーの基本的原理は、銃弾が銃口を出るまでに内部にある幾つもの隔壁(小部屋)で順次発射ガスを取り込み、銃口を出て行くときにはサブ・ソニックまでになっているようにすることだと考えればいいかと思います。サイレンサー自体の性能がそれほどではなかった一昔前には、専用のサブ・ソニック弾というものも存在しましたが、現在ではさまざまなマテリアル技術の発達のおかげで、通常の弾薬でも十分満足できるサプレッサー効果が得られるようになっています。 数字上から言えば、大体銃口からい1メートル離れた位置から測定して、銃声が80デシベル以下であればなんとかサイレンサー銃と呼んでもいいかと思います。70デシベル近くまでいくなら、これはもう究極のサイレンサーと言ってもいいかもしれません。ただオートのハンドガンでスライドロック機構を持った22口径なら、さらに静粛な銃声になることは間違いありません。個人的にはH&KのMP5SDシリーズが最高傑作だと思っています。 現実にサイレンサーの効果というものは、以下のサイトで聞くことが出来ますが、多少パチ物が混じっていますのでご了承ください。また音速を超えた銃声というものについては、銃本体と弾薬の種類によって千差万別といえるほど違ってきますので、この辺はなんともいえません。 http://www.youtube.com/watch?v=qZU5TGljAmw さて最後にサイレンサーが非合法、ということについてなのですが、実際的にはアメリカでは合法的にサイレンサーが、いくつかの銃器メーカーによって製作販売されています。ただし販売先は厳格に規制されており、その販売先は軍(ほとんどがSOCOM)、司法機関、政府機関(CIA)などとなっています。 ただしこれは現実にはザル法でして、銃器天国と言われているアメリカでは個人個人が勝手にサイレンサーを自作しています。これはサイレンサー自体の構造というか原理が、極めて単純であることに起因しているといえます。これは日本でも同じ事で、かえって日本のほうが高度なサイレンサーを製作できる素地があると断言できますが、これは銃本体が無いとしても違法ですので、どなたもくれぐれも真似されませんように(^_^;)
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- poyo3
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サイレンサーというと映画なんかでは「プシュッ」で終わりますけど実際にはそれほど音は消さないようです。なので正確にはサイレンサー「消音器」といよりはサプレッサー「減音器」というていどらしいです。(最新のレベルはわかりませんが・・。) なので音は良質なサイレンサーで30%↓位らしいです。 なので音速を超える弾やリボルバーのように隙間(シリンダーギャップ)があるものはあまり効果が期待はできないようです。(サイレンサーの効果は音だけではないようですけど発射炎や煙を抑える意味もあるとか) 実際にサイレンサーが有効なのは22口径位みたいです。
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回答どうもありがとうございます サプレッサーってのは別名で同じ意味かと思ってましたが、減音器って意味とは初めて知りました。どうりで?近頃はサイレンサーって言わないのかな。 中々使用は難しいようで、便利?なだけじゃ無いんですね。イメージで何でもかんでもサイレンサー付ければ静かになるんだって思ってましたけど、映画とかに毒されているな。特に実銃知らない日本人だから (^0^)/仕方ないか どうもありがとうございました
- matoro6173
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初速度で音速を超えるアサルトライフルなどは よく映画に出てきますが、耳が痛くなるほどの爆音です。 これは、音速を超えた瞬間に衝撃波が発生するためです。 サブソニック弾といって、音速を超えないラインの弾頭の重さと 火薬量で作った弾は、その衝撃波が無いので音は小さくなります。 といっても相当でかい音です。 そして、サイレンサー(サプレッサー)は 火薬が燃えた後のガスが銃口から噴き出すのを 上手い具合に気圧を拡散し、銃声の高音域を減らします。 低音域に影響はあまりないので、音はでかいです。 この二つの性能を合わせると、「バシュッ」と空気が漏れたような エアガンほどの音になるそうです。 しかし、長距離用ライフルにサプレッサーをつけるとしても 音速を超える弾を使わないと、命中率がガクンと下がるらしいので なんともいえません。
お礼
ご教授ありがとうございます 音速を超えるとやっぱり轟音がなるんですね。よく射撃場で撃ってる人はヘッドホンをしてるけど、野外で撃ってる人は付けていないのは数撃つと耳が痛くなるって思ってましたけど、どうやら野外でつけてると他の音が聞こえなくて支障を来すんで、出来れば付けたいんだと初めて分かりました。 低音は防げないとは意外でした。じゃあ映画なんかで隣でドンパチやっても隣室の人間は平気でお茶を飲んでいる なんてのは映画のウソですかね ありがちですけど (⌒ー⌒) 最高の状態でも音はするんですね。上手い作りのヤツだと全く無音と聞いたのですが、そうは上手くいかないんですね。 どうもありがとうございました
- sfx1208
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サイレンサーは、銃弾の種類を選びます。 拳銃ですら、同じ拳銃でも銃弾の種類でサイレンサーは暴発原因となります。 口径が大きくなる程、サイレンサーの効果は無くなります。 実際に、デザートイーグルと言われる50口径のマグナムをグアムで射撃場で保管してもらっていますが、サイレンサーはありませんよ。 サイレンサーが使えるのは38口径又は9ミリ口径の弾までです。 ライフルに関しては、狙撃を目的とした構造の場合、機関内部に既にサイレンサーが内臓されており、主に軍用ライフルになります。
お礼
ご教授ありがとうございます 心配してましたが、やっぱりサイレンサーは暴発の原因になるんですね。確か複数のチェンジャー構造だと思っていたので?無事貫通せずに、途中で弾が目詰まりしないかと思っていたら、やっぱり詰まるんですかね?怖いな~ 使えるのは9ミリあたりまでですか。じゃあ44Magとかにサイレンサーがあるのは日本のモデルガンだけですかね (^▽^笑) 初めから装備されていても、やっぱり音速を超えると五月蝿いんでしょうね。年くった時に難聴になりたくないので、私はエアガンで我慢しておくことにしますわ (*`▽´*)b どうもありがとうございました
お礼
ご丁寧な回答誠にありがとうございました 何か言い方一つで戦いがあるんですね (^o^)ゞ 素人が混乱するワケだわ サイレンサー+リボルバーはやっぱ無いんですか。そうですよね、弾倉とバレルの接触に遊びがあるとガスが漏れるし、遊びがあると弾倉回りませんものね。だからこの頃の映画じゃウソだとばれてるんでリボルバー使っていないのかな。それともオートの信頼性が上がったから、リボルバーが現実でも使われなくなってそれが映画にも波及したのかも。 動画拝見しましたけど、確かに静かになってますが、本体より大きそうなずんぐりむっくりな風体は見てる分には格好悪いし、もうハンドガンはハンドガンって大きさじゃないですね。 自分で作れるほど構造は簡単なんですか。作れるからって作っちゃまずいだろうけど、持ってたらどんな罪になるんだろうかな?凶器集合準備罪ってアメリカにはあるのか知らないけど、暗器集合準備罪 …………… ないな、そんな法律は (^▽^笑) どうもありがとうございました