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アクチュエーターとしてのシリンダーの動作について
アクチュエーターとしてのシリンダーの動きについての質問です。 シリンダーは、押し出す動きにしか力はかからないのでしょうか?引っ込む動きの際にも同じような力が出て、往復運動の際の二つの動きのどちらにも同じくらいの力が出るのか、それとも引っ込む時はあくまで引っ込むだけで、力は出ないのか・・・。 機械に関する書籍をいくつか読んでみましたが、あまりに基本的過ぎるのか、それについて説明しているようなものが見当たりません(説明しているけど専門用語が多くて読解できなかった可能性はありますが・・・)。要は「シリンダーって引っ張れる?」というだけのことなのですが、ド素人なため想像すら難しく・・・。どうかお相手ください・・・。
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航空機の油圧装置(各動翼、引込み脚...)のシリンダーは普通に 押し引きどっちでも動いてます。ロッドがピストンの両方向についてる 場合は受圧面積が同じなので、基本的に動きと発生する力は対称です。 片側にだけロッドのあるシリンダーでも、ロッド側に圧力をかけて引込み 脚を上げてる場合もありますので、引っ込み側で(引っ張って)使ってる ことになります。 この片側にだけロッドのあるシリンダーは、ロッドの付いてる分ピストン 面積が少ないので、「両側に同時に均等に」圧力をかけると出っ張る方に 受圧面積差分の圧力で動きます。この動作は作動油の移動が少ないので、 通常の、片側だけに圧力をかけて反対側は押し出されて戻る、という動き より速く動作します。これを使って装置全体の動作に「時間差攻撃」みた いなタイムラグを作り出したりもしてます。
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- toro321
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押す時には流体で圧力をかけますね。 引くときにも流体で圧力をかければ、力は出ますよ。 圧をかけずに、スプリングの力で戻るシリンダー(単動と言います)は、スプリングの力だけとなります。この場合、流体を抜かないといけないので、切り替え弁でタンクへ戻る回路が必要です。 一般的に、押しと引きでは、引きが力が弱いです。ロッドの分受圧面積が小さくなるので。
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ご回答ありがとうございます。 どうやら想像した以上に流体の仕組みは複雑みたいですね・・・。引く時にまで圧力をかけるとは思ってもみませんでした。
お礼
お答えいただきありがとうございます。 引っ張ることができるどころか、それに加えて様々な動きがあるのに驚きました・・・。予想以上の収穫をさせていただきまして、大変助かりました。