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プリンタの色補正
カラーマネージメントについて勉強中の身です。 質問なんですが、家庭用インクジェットプリンタやオフィス用のレーザープリンタを一般的に使用する場合、印刷に詳しい人間でない限りアプリケーションのプリンタダイアログを細かくいじる事なんてないと思うのですが、ということは基本的にはプリンタによるカラー処理が一般的なデフォルトの運用になっているという認識でいいんでしょうか?
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「元データの色味を忠実に見たい場合には」 データを正確に表示できるモニターとプリンターが必要です。 例えば、エプソンに場合には一般用とプロセレクションのプリンターがありますが、一般用は多くの人がきれいと感じる色調で印刷されるように作られており、プロセレクションはデータに忠実に印刷できるように設計されています。 モニターも普及タイプとグラフィック用で同様の傾向が見られます。 ですから一般用プリンターでは性能の問題もあり、カラーマネージメントしても苦労の割りにその効果が少ないです。 ところで、カラースペース(色空間)という言葉をご存知ですか。 電子画像のカラースペースは、sRGB,adobeRGBが代表的なカラースペースです。 ウインドウズの普及率が高いので、一般的なモニター、プリンター、デジカメ等の機器や、IEその他のソフトはウインドウズの標準sRGBカラースペースになっています。 これで、どのモニターで見てもそれほど大きな色調の狂いはなくみることができます。しかし、価格差による性能の差もあり、10個のモニターで色調を比べると10個とも微妙に色調が異なることはご存知だと思います。 元データの色味を忠実に見たい場合には手持ちの「カラー処理はしないが正解なんですね。」 カラー処理をしないとそのプリンタ独自の色調でプリントされます。 http://www.mitsubishielectric.co.jp/visual/cmf/basis/chapter2.html もちろんその画像を見ているあなたのモニターもくせがあり、あなたが見ている画像が元データの色味を忠実に再現したものではない可能性があります。 元データの色味を忠実に見たい場合にはそのプリンターのくせを補正したプロファイルでプリントする必要があります。 下記参照 http://dc.watch.impress.co.jp/cda/review/2008/10/23/9472.html プロ間のデータのやり取りの例です。 http://www.genkosha.com/eizo/serial/motegi/motegi10.html http://www.genkosha.com/eizo/serial/kojimatest/kojima10.html 文面から察するに、このようなツールを使ったカラーマネージメントができない環境にあると思われますが、その場合はツールの代わりに自分の目でカラーマネージメントを行う以外に方法はないと思います。 具体的には、最終的に出力されたプリントが重要だと思いますので、それを送ってもらって、それを見てあなたが意図した色調になるようにフォトショップで調整することになります。何度か繰り返してデータをやりとりして色調を合わせることになります。これがわずらわしい場合には相手と同じプリンターを購入して作業するといいのですが。 ・まず自分のモニターで適切と思われる画像データを作成する。 ・そのデータを相手のプリンターでプリントしたときにあなたの意図した色調になるようにフォトショップで調整する。 ・その調整(各種の補正量)の仕方を覚えておく。これをプロファイルと呼びます。ノートにでもメモしておいてください。
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- WillDesignWorks
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#2です。 カラーマネジメント環境がない・ユーザーもカラーマネジメントの知識がないパソコン環境で、色を正しく観察するにはどうすればいいのか?というのが質問の趣旨のようですが、それはできません。 パソコンで色を正しく見るには、モニタとプリンタ両方にデバイスプロファイルが必要です。それが無い、あるいは使い方を知らない環境では、カラーマネジメントは不可能です。 可能だとすれば、質問者のところでカラーマネジメント環境で出力した写真プリントを郵送し、相手にその写真プリントに対して色の修正指示を書き込んでもらうという原始的な方法しかないでしょう。(これとて厳密に言えば、プリントを正しく観賞するために高演色性光源が必要になります/赤いタングステンランプの下で観察するのと、晴天の太陽光下で観察するのとでは、発色が異なりますから)
お礼
お礼が遅くなり申し訳ありません。 やはりカラーマネージメントにはお金と設備と知識が必須なんですね。 それがないのに写真データをいじらなくてはいけない職場で働いていてもどかしさを感じずにはいられません。 お金を貯めてせめて自宅だけでもしっかりとしたカラーマネージメントの環境にしていきます。 何度もおつきあいいただきありがとうございました。
- amanda97
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>ということは基本的にはプリンタによるカラー処理が一般的なデフォルトの運用になっているという認識でいいんでしょうか? あの、一般的な(一般人の)運用の仕方が知りたいんですか? それとも専門的な知識が知りたいんですか?(^_^;
補足
ある意味両方です。 もっと質問を具体的に言うと 写真データをフォトショップで補正します。 その色味を手持ちのプリンタで確認します。 確認できた写真データは、別の場所に送り最終的にはそこで所有しているプリンタで出力し使用されます。 最終的に出力するプリンタの性能や機種は不明で、それを使って出力する人も専門的な知識のない一般の方で、おそらくプリインストールされているソフトでデータを開き、プリンタのプロパティで「きれい」とか「高画質」とか選んで出力すると思います(もしくはなにも選択せずただプリントか)。 そういった流れの中で、補正側も使用側も写真データの色味をなるべく同じ状態で見るためにはどういった運用をすればいいか考えています。その一環で一般的なプリンタはどういうカラー処理にデフォルトで設定されているか知りたかったのです。(もちろんそういう状況では、カラーマネージメントの環境がどちらも十分であることはまずないと思うので・・・無理は承知での質問ではありますが)
- WillDesignWorks
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ほとんどのプリンタ(プリンタドライバ)は、標準で自動補正がかかる設定になっています。自動補正は、色がどう転ぶか予想できないブラックボックスですから、カラーマネジメントでは「自動補正をoffにして、受け取ったデータのまま出力する」のが基本です。 ただしプリンタ出力では、「アプリケーションによるカラーマネジメント」か「プリンタドライバによるカラーマネジメント」の2通りでカラーマネジメントが可能なことが多いので、前者ならプリンタ(ドライバ)側での色補正をoffに、後者ならアプリケーション側でのプリンタプロファイル適用をoffにする必要があります。
お礼
ご回答ありがとうございます。 元データの色味を忠実に見たい場合には手持ちのカラー処理はしないが正解なんですね。 そうするとデータを送る側がデータに色補正等を行い手持ちのプリンタで色を確認するときは、アプリケーションによるカラーマネージメントで確認した方がいいということですね?
- amanda97
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いや、なーんにもしていない ってのが一番デフォルトだと思います(^_^;
お礼
ご回答ありがとうございます。 ということは、モニタのキャリブレーションの有無にかかわらず補正した写真データが自分のプリンタでうまく色がでていても別のプリンタで デフォルトの設定で出力したらどういう色ででるかはわからないということですよね?あくまで商業印刷でない印刷の話なんですが・・・
お礼
お礼が遅くなり申し訳ありません。 後ろの方でお書きいただいているように現在はプリントしては調整し直しという作業方法でやっています。 ただ、ハードのクセをつかむのになかなか苦労していてなんとかならないものかと日々嘆いています。 フォトショの知識もまだ未熟なためトーンカーブやカラーバランスなどをいじっても色があっちへ転びこっちへ転びと難しいです。そうこうしていじるすぎると画像が不自然になったりと・・・汗汗汗。 正しいカラマネはそれはそれで、書いていただいたようなやり方で地道にやっていきます。 ありがとうございました。