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色の作成、または配色カードについて
画材の知識が無く、近所に扱っている場所も無いので困っております。 私の父が小物を製作しており、まもなく誕生日を迎えますので、以前から欲しがっていた配色カード(?)をプレゼントを考えております。 そこで質問なのですが、配色カードにはその色の作り方が簡潔でもよいので、書いてあるものなのでしょうか? もし書いていないのならば、本や雑貨などで、 <1>その色がわかりやすく表示されている <2>色の作成方法が表示されている(例えば黒50%、黄30%、白20%など) 上記のような商品は存在するのでしょうか。もしかしたら、マンセル値でも作れるのかもしれませんが、素人の父には(私も)理解出来ないと思いますので……。 ご回答お願い致します。
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配色カードについてはすでに詳しく回答が寄せられていますので、不要のことと思います。 色を作成するとなると、色彩学の基礎が必要です。と言っても難しいものではなく、 ★色の三原色…赤、黄、青 及び白、黒(および中間の灰色を無彩色と言います。それ以外の色をすべて有彩色と言います) の混合によって「理論的には」すべての色を作ることができる 「理論的には」と書きましたのは、どんな絵具箱をのぞいても完全に純粋な赤、黄、青、白、黒などと言った色は存在しないからです。 ★色の三属性…色相(色合い。赤とか黄とか)、明度(明るさ)、彩度(鮮やかさ) 色には★の性質がある、ということが色彩学の基礎になります。 マンセルの名をご存知でしたら、「色相環(しきそうかん)」もご存知ですか? お手元に一つあれば、混色の際の助けになると思います。ネットで検索すればいろいろ画像が出てきます。 混色をする際の注意 ・混色によって、元の色より彩度は落ちます。 たとえば、赤と黄を混ぜることによりオレンジ色ができますが、ぱっと鮮やかな色はできないものです。鮮やかさが欲しければ、欲しい色に近い絵具を使うほかありません。 ・補色(色相環上で真向かいまたはそれに近い位置関係にある色)を混ぜると、元の色とは似ても似つかない汚い色になります。混ぜる割合にもよりますが。 上記の性質を利用すれば、彩度の低い色(たとえば、古びた感じの茶色など)は比較的容易に作ることができます。 また、絵具そのままの色が鮮やか過ぎる時、補色関係にある色をほんの少しずつ加えることで鮮やかさを落とすことができます。 「理論的には」すべての色が作れる、と書きましたが例外を。 蛍光色、金属色、パールカラーは三原色をもってしても作れません。 元の色より鮮やかな色、たとえば口紅のような鮮やかなピンクは混色では作れません。 まったく同じ色、というのは作れません。(塗料のメーカーや染織の工場で光学的に測定しながら作ってもロットにより色が違う、ということも起こります)ので、たくさん必要な色は多めに作っておかなければなりません。 理論より経験と勘が物をいう場面も多いものです。がんばってくださいね。
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- satuki46
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no1の者です。 補足ですがそこまで率直にというのでしたら、今は水彩絵の具もアクリル絵具も1会社につき100色以上の色が販売されています。画材店のHPをひらくと色のカタログが一緒にでているのでそちらをあなたがお父様と一緒に見て通販で直接絵の具を手に入れてあげたらどうでしょうか。 あとは薄め具合などの微妙な調節は感覚だと思います。 画材の種類によって色の出し方は相当変わってきます。色の濃い薄い、明るさ暗さで色は変化します。白を足していけば色は明るくなりますし、黒を足していけば暗くなります。 お求めになろうとしている物はそう簡単な物ではないようなのでもっと率直に画材関連の物を贈ってあげたらいかがですか。
お礼
何度もご丁寧に、ありがとうございます。 やはり一筋縄ではいかないようなので、ご推薦されたように、一緒にインターネットショッピングで欲しい物をあげようかと思います。 その方が父に喜んでもらえそうなので(´▽`*;) ご回答ありがとうございます。
- terepoisi
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お使いになっている画材がわからないので的外れかもしれませんが、 「混色の実践テクニック―油彩・水彩・アクリルの混色完全ガイド 」 グラフィック社 (2002/12刊行) ISBN-10: 4766113454 上記の本がお求めの回答に近いと思いますが、中級もしくは上級者向けのようです。 できればお使いの画材に添った作例の載っている本などで 実践しながら覚えていかれたほうがいいかもしれません。 私は色名検索はWebか配色事典や手芸関係の配色ガイド本を使っています。 見当が付かない場合は書店か図書館でリファレンスをお願いしてみてください。 カラーガイドはどちらかというと客観的に色を示すためのもので、 印刷やモニタ上でズレがあるため調色にそのまま当てはめるには無理があります。
お礼
お勧めされた商品ですが、どうも父には難しすぎるように思います。ほとんど経験とカンで作っている初心者ですので……。色名にはほとんど関心がないようです。具体的には雑誌などの写真からミニチュアを制作しています。造形には自身があるようなのですが、彩色となると暗中模索しているようです。 ご回答ありがとうございます。
- satuki46
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服飾大学の時に色彩学をすこし学んだ者です。 (財)日本色彩研究所などからでている小さな配色カードは色の作り方の割合などは書いてありません。 日本色研が決めた基本の色相でカードの裏側に明度(明るさ)と彩度(濃さ)が記号で記されていて、その色を和名と英名で書かれてあるだけです。基本的には色彩学を学んだりする時に配色表を作ったりするのに切り取って使ったりするものです。 その他日本色研事業株式会社などからも同じようなカードが出ています。 100色以上のカードで作られているものなので色のイメージを出すのに見るのにはいいものだと思います。たしか400円前後の価格からあるので買ってみても損はないと思います。 HP検索で日本色研と入れるとどちらの会社も出てくるのでそちらで通販してるようです。 本格的に調べるならば立体模型や色票貼付シートなどもありますが価格も高価で専門的なものになります。 一度は学びましたが、私も色彩学にはまだ素人同然で何色の割合が何割かでどんな色になるなどは詳しくわかりません。色彩学は結構難しく単にこの色とこの色何パーセントでという感じでは出せません。 私も物を作ることが好きで色をもっと簡単に学びたかったのでなにかいい本はないかというときに池田書店から出版の「色彩美人配色レシピ」という本を見つけました。 この本もいかがでしょうか色についての事が一般的にわかりやすく載っています。
お礼
ご回答ありがとうございます。 どうも色彩学についてと言うよりも、「目の前にある写真の色を作るのは何を混ぜればいいか」が問題のようです。もしかしたらこの問題の解決には色彩学を学ばなければいけないのかもしれませんが……。 いずれにしても、配色カードは求めているものとは少し違うという事がわかりました。ありがとうございます。
お礼
丁寧な解説、ありがとうございます。 父に聞いた所、勉強はしたくない、今まで通り経験と勘でやる、と言っていたので、他の画材をあげる事にしました。 ご回答ありがとうございます。