こんにちは
写真はツグミですね
私は実際に救護センターで救護に携わっている者です。
窓ガラスへの衝突というのは、救護原因の上位に必ずと言っていいほど入ってくるものです。
それは木々や周りの景色が窓ガラスに映り込んで鳥たちが窓ガラスを認識できずに、そのまま突っ切ろうとするためです。
とくにワシやタカなどの猛禽類に追われてスピードを出している時などは、追うほうも追われるほうも衝突する率が高くなるようです。
今回のツグミは無事に復帰できたということで安心しましたが、実際には外見上何も異常がなくても、衝撃による内臓破裂や内出血などで死亡してしまう例も多いです。
鳥は骨折などをしても骨が癒合するのが早いため、誤ったやり方で添え木等をしてしまうと、そのまま骨がくっついて一生飛べない体となることもあります。
そのため、極力救護施設へ運んでもらうようにしてほしいと思います。
救護施設は各都道府県で設置が義務付けられていますが、都道府県により体制が違うため(野生動物専門の救護施設を設けていたり、指定を受けてる一般の動物病院がだったり)、その地域の自治体もしくは警察に問い合わせれば教えてもらえると思います。
鳥を搬送するときはその体に合う段ボールなどの箱に手ぬぐいなどを敷いて(タオルはループが爪にひっかかることがあります)、四角いペットボトル(丸いと転がって鳥がつぶされる危険があるため)にお湯を入れて保温してください。
餌や水を入れると汚れや冷えで体力が奪われてしまいます。
また、窓ガラスにはカーテンやワシタカのシルエットのステッカーを貼るなどして防止する方法もあります。
ツグミ一羽の命を大切に考えてくれて本当にうれしいです。これからもその心を忘れないでいてください。ありがとうございます。
お礼
全くその通りでした! 今この回答をみたので大変びっくりしたのですが、 湯たんぽじゃなくてわらを敷いたこと以外はほぼ同じでした(>_<) よかったよかった。 ありがとうございました。