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かつてなぜ、PC-98 MS-DOSでは全角英数字が主流だったのか
最近PC-98の世界にどっぷりと漬かり始めた人間です。 さて、PC-9801/9821の文献や技術書・参考書、また各種ユーティリティの ドキュメントや表示メッセージを見ますと、英数字に関して全角のものが 大多数ですよね。あるいは逆に、半角かな・半角カナが多い(BASIC・8086アセンブラ時代など)。 WWWが普及した前後と思いますが、Mac OS・PC/AT・PC-98と各種プラットフォームが 錯綜するなかで、またHTMLでの表示の都合上、たとえば丸囲い数字とか、 全角1文字のローマ数字とか、そういったものは次第に淘汰されて いったように思います。特に今日ではすでに、掲示板や個人Webサイト、 またはブログで全角英数字を用いて(情報系の)記事を書く人間は少数だと思います。 文字化けの原因として、排斥されているという現状があります。 これは、PC-98の640x400ドットのDOS画面で表示・閲覧するには、 全角英数字のほうが目に優しかったとか、PC-88以来の伝統であるとか、 逆にその後、半角英数が世界的大多数の欧米の情況に 自然と合わさることになったとか、 漢字ROMがPC-98アーキテクチャマシンのハードウェア(ROM)に標準搭載されていた、など、 そういった事情があるのでしょうか? まあ若い人は機種依存文字などの概念すら判らないかもしれませんけども。 ご教示ください。ちなみに私は、自作プログラムのコードのコメントなどは、 すべて英語で書いていますし、解る人向けのプログラムであれば、 出力メッセージも1バイトの英語にしてしまいますけれども。
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- bardfish
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特に意味はないと思う。 あるとしたらANKと2バイト文字を区切るための制約かな? NEC漢字ではKI/KOで2バイト文字(JISコード)の範囲を表していたし、S-JISでは最初の1バイトで区別しましたからね。 また、PC-9821の頃はパソコンをもっと多くの人に使ってもらおうという風潮もあったのでメッセージが全てアルファベットでは素人は「やっぱりパソコンは難しい」と敬遠してしまうでしょう。英数文字も全角にしてしまうのはバランスかな?当時のモニターは17インチででかい方でしたからね。たいした理由ではないはずです。 簡単に言うと、エンドユーザーのための配慮。
あくまで個人的な主観ですが、あの当時のモニタ(14インチCRTでドットが荒くてボケ気味)の画面だと、隙間の多い全角の方が読みやすかったからではないのでしょうか。98フォント(NEC 16ドットROMフォント)の半角は文字がつまっててたまに見づらい時もありましたし。 また、N88-BASICと違ってDOSだと漢字を使うのが楽でしたし、また全角文字を多用しているソフトの方が微妙な高級感(?)を醸し出していたように思えます。ちゃんと日本語対応してるんだぞといった感じで。 私が以前98用のDOSアプリを作っていた時も、割と全角英数を使っていた気がします。
- Tacosan
- ベストアンサー率23% (3656/15482)
大きくは「バランスの問題」でしょう. 日本語では「全角」「半角」と言いますが, これは文字の幅を表していて半角は全角の半分です (英語ではそのまま full-width, half-width という). それと「固定ピッチ」であることとあわせると, 特に W や M など幅の広い文字では半角を使うと漢字とバランスがとれなくなります. そのために全角英数字を使うことはあると思います. 実際, 英字 1文字くらいを文章中に入れようとすると, 全角にしないとバランスが悪いんだよね. でも, ブログで使う人は少ないかもしれないけど「全角英数字を使うと文字化けする」システムは, 腐ってるとして切り捨てていいと思う. 「Unicode って知ってる?」って聞かれそうな気がする.
そう言われてみれば、確かに私も当時は全角英数をよく使っていた気がしますね。まったく感覚的な話になってしまいますが、単純に全角の方が見栄えがするからということと、当時はテキスト画面に等幅でしか表示できないのが当たり前だったので、テキストは横方向だけでなく、縦方向にも揃っているものだという約束というか空気がありました。これはさらに昔の、BASICのリストを入力する時、エラーが出た行の前後で文字の位置をリストと見比べ、確認していたことの名残なんじゃないかと思います。 しかし全角と半角を混在させると、この前提が崩れます。また行末が揃わなくなることもあります。テキスト画面では両端揃えなんてできませんからね。当時は結構、README.TXTをそのままプリントアウトすることも多かったので、フォントの問題と行末が揃わないと言うのは、見栄えが悪いと思う人が多かったのでしょう。 といったようなことで、全角英数が多かったのではと思いますが、いかがでしょうか。さらに時代をさかのぼると、漢字ROMがオプションだったので、そうなると日本語は半角カタカナで入力するしかありません。この頃は今のようなIMEがなく、単漢字変換で頑張っていたため、漢字ROMがついていても入力の手間が嫌われ、半角カタカナが多かったということはありますね。
あくまで主観です ・半角カタカナが多用されたのは、当時メモリやディスクの制限がきつかったので 少しでも節約しようとした結果じゃないでしょうか また、atokやVJEなどのFEPが出てくるまでは入力もかなり面倒でしたし… # JISだとKI/KOコードで挟まないといけなかった気もしますね…(^-^; ・全角の英数字が多用された(?)のは、固定ピッチが主流で…というより 固定ピッチしか有りませんでしたからバランスの問題ではないでしょうか? もっとも、私は「英数が半角で無い場合は受理しない」などと言われましたが… ・特定メーカの依存文字類はパソコン通信のお約束みたいな形でインターネット 普及前からデータでやり取りする人の間では結構進んでました。 現在はJISで定義されているのでフォントさえ対応しているなら実は結構 使えるらしいです(丸付き数字は50まで定義されているらしい)
- arain
- ベストアンサー率27% (292/1049)
単に、日本語が全角文字なのでそのままの入力なら標準で全角になるからだけじゃないかと。 >漢字ROMがPC-98アーキテクチャマシンのハードウェア(ROM)に標準搭載されていた、など、 >そういった事情があるのでしょうか? は全く関係なし。 記憶素子の単加が高い時代、1bitでも少なくすることに審決を注いでいるのに、半角以外に全角も対応するのはそれだけコスト高になるだけだから。 ちなみに、フォントROMは内部ではデータコードは16bitではなく12bitまで縮小されて搭載されていたくらいbit単価は高かった。
- Tasuke22
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同時代の他社のPCは事情が違うと思います。 私はFEPのATOKの当時の方式が原因ではないかと思います。 つまり、そのような使い方が使いやすかった、とか。
補足
すみません、質問の趣旨を明確にしていませんでした。 「なぜ、全角『英数字』が多かったか」ということです。 今日我々がPC/ATマシン上のWindowsなどで文章を起こす際には、 特に情報系であればなおさら、英数字は半角というのが暗黙の了解のように 思えます。逆に、PC-98時代は全角『英数字』が多かったようです。 ドキュメントや、参考書・概説書は特にそうでしたね。 それが悪かったとか云うつもりは全くありませんが、不思議に思えたもので。 たとえば、WXII+ v2.65が常駐する際には、「EMSメモリ…10ページ確保…しました」 となりますよね? こういうことをお訊きしたかったのですが。漢字やひらがなが全角なのは 当然だと思いますが。