個体差が大きい問題ですね。
うちの子は、もともとお腹を壊したことがほとんどなく、生肉をいきなり与えてもへっちゃらでかえって体調が良いくらいでしたが、
すべての子が絶対におなかを壊さない。とは言い切れません。
過去に食べ慣れない物を食べたり、ドライフードのメーカーを変えたりしたときにお腹を壊したことがあるなら、
最初はごく少量の肉のみ(野菜を入れると、肉と野菜どちらでお腹を壊したのか判断憑かなくなるため)あげてみて、様子をみるのが一番かと思います。
絶対に与えてはイケナイ食べ物は、
ネギ類全般:たまねぎ、長ねぎ、ニラ、ニンンク、ショウガ
(鍋の残り汁など、ネギを煮た煮汁もダメです。
ごくごく微量のニンニクは良いとする説もありますが、特に是非与える必要もありません。)
香辛料や調味料:わさび、塩、砂糖、唐辛子他
チョコレート、カフェインの含まれる飲料、キシリトール(ガムなど誤食に注意)、ぶどう(特に皮)、ベリー類(イチゴ等。前述のキシリトールが含有されるので少量に)
また、犬は野菜をうまく消化できず腸に溜まって腐敗する事があり。
細かく切る/すりおろす等消化しやすいよう工夫をしてあげてください。
ウンチをみて、野菜がツブツブと形が見えるようならうまく消化できていない証拠です。
ホウレンソウはシュウ酸が多く含まれるので、茹でこぼして。
食べて大丈夫な野菜でも、毎日同じものをあげ続けると、含有のビタミン類が蓄積されすぎてよくない事もあります。
野菜は人間の食事から、味付け前に少し取り分けて位の気持ちでいると、偏らなくてよいです。
また、軟骨等が含まれない精肉だけを増やすと、食餌中のリンの比率が高くなります。
犬のごはんは、カルシウムとリンの比率が大事ですので、ヨーグルトや出汁をとったあとのニボシなど、カルシウムも少し増やしてあげると良いかと思います。
生食/手作り食のみですと、実は、犬にとって必要な栄養素とカロリーを十分に補ってあげることはかなり難しいです。
「手作り食はじめました!」とブログ等で華々しく書く方は多いですが、
「問題があったのでやめました/ドライフード併用に変えました」とはまず絶対に書きません。だまって止められていきます。
良質なドライフードと、愛情のこもった手作り食を併用してバランスを取ってあげるのが、
飼い主の手間の面でも、犬の栄養の面でも、一番だとおもいますよ。