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「危険な遊び」(原題:The Good Son)のヘンリーについて <ネタバレ有り>
映画「危険な遊び」を見ました。面白かったです。 この映画は、あどけない顔の裏に魔性を秘めた少年の恐怖を描くサスペンスなのですが、ヘンリーの心に潜む悪に関して、あまり説明がないです。 「何故このような少年になったのか」とか「どんな理由で弟妹や母親を憎み、殺そうとしたのか」といった部分についてです。 映画の中で考えると、 (高速道路の追突事故の共犯者にさせられた事で) ヘンリーの異常さに気づいたマークが、コニー(ヘンリーの妹)のスケートをする様子をベンチで見ている場面があります。 この時、セラピーの先生がマークの所へやって来て話をするのですが、 以下はそのセリフです。 マーク:先生はいろんな事がわかるんでしょ ? 人はなぜ悪魔になるの ? 先生:理解できない物事を人は“悪魔”と呼ぶのよ。 でも物事には必ず理由がある。 マーク:もし理由もなく、ただ邪悪なだけだったら ? もし邪悪な事を楽しんでる子がいたら ―― その子は悪魔 ? 先生:悪魔などいない マーク:いるよ ●質問1 上記のマークのセリフから解釈すると、ヘンリーは、理由も動機もないけれど、なぜか幼い頃から魔性を秘めていて、残酷なことを楽しんでいる…という事なのでしょうか。 個人的な解釈で良いので、この映画を見た方は、教えて下さい。 ●質問2 ラスト、崖から落ちそうになったマークとヘンリーを母親のスーザンが助けようとします。 この時、スーザンは二人とも助けたかったが、状況から考えてそれは無理だった。 (1)だから、ヘンリーの手を仕方なく離してマークを助けた。 (2)母親はヘンリーの手を離すつもりはなかったが、体力的にも限界で、その重みから手が滑ってしまった。結果的にマークを助けた。 私は(1)だと思うのですが、(2)の可能性もあるかな~と疑問が。 ご意見を聞かせて下さい。個人的な感想で構いません。
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お礼
todoさん、こんにちは。 早朝から回答して下さり、ありがとうございます。 質問1に関しては、理由などなく、残忍な面を持っているという事なのですね。 >その時にまずマークの顔を見ますよね。マークの顔は不安げです。 >その後ヘンリーの顔を見ると 彼は笑顔になりませんでしたっけ? >その後「お母さん、助けて」みたいな事も言ったような気がします。 そうなんですよね。確かにマークは泣きそうな顔でした。 一方、ヘンリーは「ママ、愛してる」というようなセリフを平気な顔で言っていました。 todoさんの回答を読ませて頂くと、 スーザンは、自分の息子ヘンリーではなく、マークを助けることにしたという(1)の意見がやはり正しそうですね。 丁寧に回答してくれて嬉しいです。ありがとうございました。 私は、この前の週末にレンタルビデオで借りて見たのですが、けっこう古い映画なのに、面白かったです。 マークが任天堂のゲームボーイをやっているのが、時代を感じさせましたが(笑) イライジャ・ウッドは「ロード・オブ・ザ・リング」の主役と「バック・トゥ・ザ・フューチャー Part2」の脇役をしているのしか見たことがなかったのですが、マークの役も良かったです。 マコーレー・カルキン君の悪役も、怖さが出ていて、印象的でした。