ディレクターズカット版はその名の通り、監督が劇場公開版とは違う撮影フィルムをつなげて商品化したもの。
劇場版では客を引き止めるためにテンポに重点をおいて詳しい背景を説明するシーンを省略する傾向にあります。DVDでは劇場と違い一過性ではないので、主に設定補足のシーンを加えて作品の充実を図ります。小説と漫画と映画では媒体に合わせて表現を変える必要があるように、映像でも劇場版とコンシューマー版では変えることが求められます。これは最初に劇場版のソフトを出して、後からディレクターズカット版のソフトを出せば二度商売が出来るというソフト会社の思惑も絡みます。
同じ場面でも撮影時に何テイクか撮っているので、それを変えるだけでもデレクターズカット版になりますし、同じシーンでも劇場公開版とはセリフを変えていたりすることもあります。
劇場公開版では明らかでなかった背景画明らかになっていることから完全版とも呼ばれます。
ただ、見る側は劇場で見た印象が強かったり、ストーリーよりもテンポを選ぶ人もいるので、一概に劇場版は評価が低いというわけでもありません。
特別版は主に映画本編の編集ではなく、メイキングや解説音声などの特典映像をつけました。って感じ。音楽を付け替えたりしている場合もこれに含まれます。時には「特典ディスク同梱」のことを指すこともあります。
スペシャルエディション版はその意味が本編の編集ではない場合は特別版と同じ。本編の意味の場合は、監督が死亡しているなど、当時の監督ではなく別の人が再編集した作品だったり、1枚のディスクで劇場公開版とデレクターズカット版を選択して見ることができたり、DVDプレーヤーの機能によって実際に使われたカットではない別のカットを見られるシーンがあったりする作品です。
以上のように違いがあるわけなのですが、実際はソフト会社が売るための宣伝文句ですから、作品によっては上記から外れるものもあります。
お礼
回答ありがとうございます。 説明をよく読んでデレクターズカット版の方がお得な気がして デレクターズカット版を今回手に入れました。 ありがとうございました。