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シューベルトの即興曲、OP90-3について

シューベルトの即興曲変ト長調OP90-3を弾き始めたのですが、左手の分散和音風の音のとり方が上手く掴めません。具体的には25小節目あたりからの、左手がスフォルツァンドで盛り上がっていく、三連符の所です。 たとえば25小節目だと、左手三連符の「ミファソ」は、右手の「ミシ」にかかるのか、それとも「ソミシ」にかかるのか??CDから音を拾おうかとも思ったのですが、早弾きの人のしか手元になくてさっぱりわかりませんでした。 因みに楽譜は全音で、先ほど例に挙げた「ミファソ」の「ミ」の下に「3/4」、「ソ」の下には「1/2」と書いてあります。??? どうにも気になるので、どなたか教えてくださいませ。

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noname#72652
noname#72652
回答No.1

こんばんは。私は質問者さんと同じ全音の楽譜で、即興曲のOP90-2だけ習った経験がある者です。OP90-3については独学でしか弾いたことがないので、わかる範囲でアドバイスさせていただきますね。 1:「左手の分散和音風の音のとり方が上手く掴めません。」について   これは「左手」で弾くのではなく、「右手の小指」でメロディーを弾きながら、残りの親指と人差し指と薬指(または中指)の3本の指で弾く「アルペジオ」というれっきとした「分散和音」です。 2:「左手3連符『ミファソ』を右手のどの音と一緒に弾くか」について   これは、全音の青帯第5課程の楽譜を使うレベルの方でしたら、いまさら聞くまでもない超基本的なことです。以下に少々長くて回りくどく、ややこしい説明をいたしますので、参考にしてください。 まずこの曲の冒頭の拍子記号は、2分の2拍子を表わす「縦棒の入ったC」が2つ並んでいますので、1小節の間に2分音符が4つある曲だということがわかりますね。つまり、4分音符なら8つあり、8分音符で表記されるアルペジオは24個(3連符で8つ)の音があることになりますでしょう? しかし、この曲は「2分の2が2つある拍子」と考えるからややこしくなるので、便宜上一つの小節を2等分し、「元々のひとつの小節の中に4分の4の小節が2小節入っている」と考えるとわかりやすいと思います。 そう考えると25小節目冒頭の「左手ミ♭の付点二分音符」は3拍で、「3連符」は1拍ですね。一方、これに対する右手の、アルペジオ(で構される休符を含めた12個の音符)は、3つひと組で1拍になりますから、当然左手の「ミファソ」(1拍)は右手の「ソミシ」(1拍)と同時に弾くことになりますね? 3:25小節目左手3連符の指遣いの分数表記について   これは、スタートの「ミ♭」を3(中指)で弾くなら「ソ♭」は1(親指)で弾き、4(薬指)で始めたら2(人差し指)で終わるという、2種類の運指方法を示したものです。このような表記方法はよく使われますので覚えてください。 それにしても、シューベルトの即興曲を弾こうかという方が、この程度のピアノ奏法の初歩が分からないとは、少々驚きました。今までこのようなパターンの音型に出会ったことが、本当にないのですか?