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【チェロ】「鳴らせていない」とは?
最近よく聴く事なんですが、 「チェロ鳴らせてない」とか、「○○にいる人達は、チェロのかたちをした箱を鳴らしているだけ」っていうのがよくわかりません。 実際、チェロを鳴らしたときと、鳴らしていないときには、感覚的、音的など、どう違うんでしょうか?
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- jet_voru
- ベストアンサー率20% (1/5)
自分は実際にチェロをやっている者です。 自分も先生からそうゆう事を言われました。自分で弾いている時の感覚の違いについては、 鳴っている:音がチェロの中から遠くの方へ飛んでいく感じに響いてい るのがわかる。余韻が残る。要は遠くまで響くというこ と。 鳴っていない:かすれた音が入ることもある。チェロと自分の間に壁が あるような、曇った音、響かない音しか出ない。音程が ずれている証拠。 簡単に言ってしまえば、迫力があるかないかの違いです。質の高いチェロ程その差が出やすいのです。
- tattom55
- ベストアンサー率52% (194/367)
チェロに限らず楽器ならすべてに言えることだね。 演奏者の技術が最大のカギだろうけど、「鳴らない」楽器が存在するのも確かでオレみたいなピアノ弾きにとっては会場のピアノの状態でどうにもならない場合弾かずに帰りたくなることもある。 チェロの場合、本当に「良く鳴る」楽器に出会うのもけっこう確率が低いかもしれないね。いい演奏家は大抵いい楽器を持ってるしね。楽器が良くても弓がだめだとか右手の技術に問題がある可能性もある。 いい音をいっぱい聴いてイメージを持つ力をつけること、よく共鳴するためにはどうしたらいいのかを徹底して勉強すること。この2つかな?
- kenta58e2
- ベストアンサー率74% (2483/3311)
どういう立場の人が、どういうシーンで言ったセリフなのかが質問文ではわからないので、何とも言えない部分があるんですけどね。 ただまぁ、「全然楽器(チェロ含む)が鳴らせていない初級者」と「上級者」の音の違い…みたいなことで言えば、私の経験の範囲でですが… いわゆるところの「オーケストラ楽器」の類の個人教室が集まった「内輪の発表会」みたいなもので、記録録音なんかを頼まれた(低予算なので)経験の範囲ですけど、チェロの場合なら例えて言うと、初級者の人の場合は「弓が弦に触れている位置で『小型スピーカが鳴ってる』」という感じなら、これがプロ演奏者である先生になると「弾き手の真後ろで『冷蔵庫並の大型スピーカが鳴ってる感じ』」くらいの差はありましたね。 これは、上級者が音量が大きくて初級者が音量が小さい(という傾向はある事はあるが)という単純な差という意味ではなく、平面的に捉えても、とにかく「上級者は、音の出てくる面積がめちゃくちゃ広い」という感じです。 初級者は、音量は大きくても、音が弦の一点から出てくる感じ。対して上級者は、音が小さくても、楽器だけでなく弾いている人間も含めた「大きな発音体」の「全体が鳴っている」というようなイメージに囚われますね。 録音なぞやってると、機械は正直ですから、初級者の音を録ろうと思ったら、音量そのものにはかかわらず、マイクは演奏者に近めで、一番いい音が出てくる一点を狙ってマイクを据える感じにしないと上手く録れませんが、上級者だとマイクは離し気味にして「全体の音を捕らえる」感じにしないと、初級者と同じような一点狙いでは、逆に自分の耳に聞こえているとおりのイメージの音で録れません(初級者は一点狙いでないと、逆に聞こえた感じのままは録れない)。 こういうのは、オーケストラ楽器をはじめとする、いわゆるアコースティック楽器では、まぁ楽器の大小や音域の問題でまるっきり同じとは言わないものの、初級者と上級者の比較では近い感覚(初級者は小さい一点から音が出るが、上級者はともすれば楽器の大きさより大きい発音体全体が鳴っているかのような音)は、必ずありますね。 なので、私は質問文の中の話は、そういうイメージの話かな…と推察しますけどね。
- ssmanishss
- ベストアンサー率47% (487/1019)
観念的な言い方になりますが、要するに弦だけが鳴っている状態や弦と弓が擦れ合っている音しか出ていないと、鳴っていないと言われます。 本当に鳴っているプレイヤーは、楽器全体が周囲の空気と渾然一体となってしっかり響いているように聞こえます。 質問者さんは、まだその違いが分からないとのことですので、上手な方の演奏を直接聴いたり、レッスンの時に指導者の方に「鳴っているとはどういう状態か教えて欲しい」と訊いてみるのもひとつです。 実際、良い楽器で良く鳴らしている演奏に触れない限り、耳は鍛えられません、いつまで経っても鳴っている状態というものが体得できません。ぜひ上級者の方にそのへんの話を楽器の音の違いと共に体感して、耳に体に覚え込ませて下さい。こればかりはいくら良いCDを聴いてもなかなか分かるものではありません。